
【スプリンターズS(G1)展望】秋のG1戦線開幕!「重賞3勝」ダノンスマッシュVS「夏王者」タワーオブロンドンなど見所満載!!
29日には、中山競馬場で秋のG1シーズン開幕戦となるスプリンターズS(G1)が行われる。今年もスプリント王の座を目指し実力馬が集結。この重要な1戦へ、出走予定の注目馬を取り上げたい。
人気を集めそうなのは、キーンランドC(G3)を制し重賞3勝目をあげたダノンスマッシュ(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

1200mの成績は6戦して4勝、2着1回と安定感抜群の本馬。3月の高松宮記念(G1)は4着に敗れたが、前走のキーンランドCは直線で外から差し切って勝利を収めた。
5か月ぶりの実戦ながら無事に結果を出すことに成功。セントウルS完勝のタワーオブロンドンを下し、改めて資質の高さを証明した。G1タイトル奪取はもう目前。本格化した実力馬が、大一番に出陣する。
相手筆頭は、セントウルS(G2)覇者タワーオブロンドン(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だろう。
2歳時に京王杯2歳S(G2)、3歳時にもアーリントンC(G3)を制覇している本馬。今年の函館スプリントS(G3)とキーンランドCは惜しくも敗れたが、上がり最速の末脚を炸裂させるなど力は示している。
前走のセントウルSはレコードで快勝。見事にサマースプリントシリーズの王者の座を射止めることに成功した。ローテーションは詰まっているが、稽古では軽快な動きを披露と状態面に不安は感じられない。2走前に敗北しているダノンスマッシュとの逆転も十分にあり得る。
快速馬モズスーパーフレア(牝4歳、栗東・音無秀孝厩舎)も注目したい1頭だ。
昨年の9月から5戦連続で馬券圏内(3勝を含む)を確保と、本格化を迎えた印象の本馬。3月のオーシャンS(G3)では、1分7秒1という高速タイムで逃げ切って勝利と内容も高く評価できる。
満を持して臨んだ高松宮記念(G1)は、2番人気に推されるも15着と大敗。前走の北九州記念(G3)も4着に敗れたが、プラス26キロという状態で上位争いを演じた点は無視できない。能力の高さは疑いようがないだろう。仕切り直しで臨む今回は好走必至だ。
PICK UP
Ranking
5:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞を勝ったのは?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 武豊、屈辱の「30年ぶり」G1未勝利……キタサンブラック”ロス”埋められず、吹き荒れたノーザン外国人旋風に沈黙
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か