
武豊「ララベル事件」想起…JRA宮崎北斗「岩手ラフプレー落馬負傷」に心配の声
JRA騎手が、SNSで怒りを吐露している。
30日、岩手・盛岡競馬9Rで3番人気タイプムーンに騎乗したJRA所属の宮崎北斗騎手が落馬し競走中止となった。レースは到達順位通りで確定したのだが……。
落馬した同日、宮崎騎手は自身のTwitterを更新。そこには「加害騎手」への明らかな批判があった。
宮崎騎手のツイートは「今日、盛岡競馬である騎手のラフプレーで落馬しました。今のところ、目に見える異常はありませんが、明らかな脳震盪。血圧を自分で計ったところ、左が高めで何かしら問題が起こってそうです。眼の動き、前庭、脳神経等これから自分で評価したいと思います。常にリハビリです。」とのこと。
レース映像、パトロールビデオを見直すと、最後の直線、2着に入ったマイネルベレーロが外に急激に斜行し、直後のタイプムーンの進路が塞がれ、結果落馬したようにも見受けられる。
しかも、マイネルベレーロに騎乗していた村上忍騎手(岩手)が、斜行直前に後を振り返るような素振りがあっただけに、いろいろと疑惑が出ている状況だ。
ファンの間でも「あれで審議も降着もないのか」と疑問と怒りの声、そして宮崎騎手への心配の声があふれている。さらに村上騎手は「実効4日間の騎乗停止」となったが「軽い」という意見が多数だ。
このような地方騎手とJRA騎手のレーストラブルは、何も今回が初ではない。
「2017年大井競馬場のJBCレディスクラシックでは、大井所属の真島大輔騎乗ララベルが勝利を収めましたが、最後の直線でインコースから伸びてきた武豊騎乗プリンシアコメータに外からぶつかるまで斜行。武豊騎手は一度追うのをやめざるを得ない状況になり、2着に敗れました。ラフプレーという見方も強かったですが、着順は変わらずでしたね。
武豊騎手は『着差(アタマ差)が着差だけに不利が痛かった』と語り、さらにコラムでは『そもそも降着制度って、今回のケースのような1対1の有利不利を救済するためのものではなかったのでしょうか』と明らかに怒り爆発でした。地方競馬のよくいえば激しい騎乗は、ラフプレーと見ることもできるのが現状です」(競馬ライター)
とにもかくにも、まずは宮崎騎手が何事もないことを祈りたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは