ジャパンC(G1)マーフィー「神騎乗」でスワーヴリチャード復活勝利!「来年も、また日本に来たい」若き欧州の天才に導かれ“東京専用機”復活!

欧州の若き天才が日本で魅せた。
24日、東京競馬場で行われたジャパンC(G1)は、3番人気のスワーヴリチャード(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎)が優勝。昨年の大阪杯以来、勝利から遠ざかっていた古豪が若き欧州の天才O.マーフィー騎手に導かれ、復活の雄たけびを上げた。
15頭立てで行われた芝2400mのレース。重馬場で行われた一戦は、スタートでマカヒキが出遅れたものの、他の各馬は揃ったスタート。ただ、戦前の逃げ宣言からハナを主張したダイワキャグニーに、ダンビュライトやムイトオブリガードが鈴をつけ、1000m通過が60.3秒とペースはジャパンCらしいシビアなものとなった。
最後の直線を迎え、逃げ粘るダイワキャグニーをカレンブーケドールが捉えに掛かるが、最内からマーフィー騎手のスワーヴリチャードが一気に抜け出す。カレンブーケドールも必死に食い下がるが、差が詰まらない。最後にワグネリアンが3着に上がったところがゴールだった。
「最後の直線で外からカレンブーケドールが進路を絞ったので、一瞬狭くなりましたが、そこから狭い最内を突いたマーフィー騎手が冷静でしたね。レース後のインタビューでも『逃げ馬がバテるのはわかっていた』と最内を突いた理由を語っていました。さすが若くして英国のリーディングになっただけのことはあります。
カレンブーケドールは3度目のG1・2着……。人馬共に初G1を狙っていた津村明秀騎手にとっては、またも悔しい結果になりましたね」(競馬記者)
「世界的権威のあるジャパンCを勝てて、自分の夢が1つ叶いました」

レース後、「アリガトウゴザイマス!」と日本語の第一声から、嬉しさのあまり早口の英語でまくし立てたマーフィー騎手。この辺りは24歳の若者らしいといえるが、レースでは憎らしいほどの冷静さが光った。
「スワーヴリチャードは3歳春に共同通信杯で初重賞。中山の皐月賞で惨敗したものの、また東京の日本ダービーで2着になるなど、当初は『東京専用機』と言われていました。
しかし、古馬になって阪神で大阪杯を勝っての初G1。東京では勝利がなかったことからも、その印象が薄れていたんですが、ここで見事に相性の良さを活かしきりました。ハーツクライの後継種牡馬としても、この勝利は大きいと思います」(同)
「日本の馬が世界一強いということはわかっているので、それを見せられてよかった」
今年のジャパンCは史上初の外国馬出走ゼロという状況だったが、マーフィー騎手はハイレベルなレースぶりで日本馬の強さを世界にアピールできたことに満足気。
「とにかくファンの声援が凄くて、競馬場の雰囲気も最高! 来年もまた日本に来たいと思っています」と来年以降の短期免許での来日を熱望した。
「ガンバリマス! アリガトウ!」
最後に日本語で、そう勝利騎手インタビューを締めくくったマーフィー騎手。欧州の若き天才が日本を主戦場にする日も、そう遠くないのかもしれない。
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