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JRA日本ダービー(G1)暴れん坊の血が騒ぐ!? オークスの結果で「急浮上」ブラックホールが有力馬を飲み込む波乱を起こすか

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 今週末はいよいよ競馬の祭典・日本ダービー(G1)を迎える。

 24日に東京競馬場で行われたオークス(G1)は1番人気デアリングタクトが優勝し、無敗の2冠馬となり、この勝利でエピファネイア産駒は桜花賞(G1)に続いてG1・2勝目をあげた。

 また10日に行われたNHKマイルC(G1)は9番人気ラウダシオンが重賞初勝利をG1で飾る波乱の結果となった。それと同時にリアルインパクト産駒としても、G1で初の重賞制覇となった。

 エピファネイア、リアルインパクトに共通する点は、2019年に2歳馬がデビューした新種牡馬という点だ。新種牡馬による覇権争いはキズナ産駒が重賞5勝を挙げて1歩リードしていたが、春のG1シーズン開幕とともにエピファネイア、リアルインパクトが大舞台で巻き返しを図り、甲乙つけ難い状況になっている。

 だが、忘れてはいけない新種牡馬がもう1頭いる。現役時代にG1・6勝を挙げたゴールドシップだ。これまで産駒による重賞制覇は1勝にとどまっている。だが、今週の日本ダービーに唯一の重賞勝ち馬ブラックホール(牡3歳、美浦・相沢郁厩舎)を送り込み、起死回生の一発を狙う。

 昨年の札幌2歳S(G3)の勝ち馬であるブラックホール。皐月賞(G1)では最後方からの競馬で、大外を回して追い込むも9着に敗れた。だが、上がり3ハロン35秒7は3着ガロアクリークと並んで3位タイの記録。立ち回り次第では、上位入線も十分にありえたと感じられる走りだった。また弥生賞(G2)では4着に敗れたが、青葉賞(G2)勝ち馬オーソリティにアタマ差まで迫っている。

『netkeiba.com』の日本ダービー予想オッズでは18番人気とかなり低評価だが、実績馬とそこまで大差はないはずだ。

 なによりブラックホールが日本ダービーで激走を予感させるのは、オークスで同じくゴールドシップ産駒のウインマイティーが3着入ったことが大きく影響している。

「ウインマイティーは稍重の忘れな草賞(L)を勝ってオークスへとコマを進めました。そのため、陣営はオークスでも馬場が渋ることを望んでいました。しかし、良馬場での開催となったにもかかわらず見事に3着に粘り込みました。

 和田竜二騎手の好騎乗もありましたが、ゴールドシップ産駒が東京の高速馬場に対応できたという非常に価値のある内容でした。ウインマイティーに続いて、ダービーでブラックホールが風穴を空けてもおかしくないでしょう。

 近2走は追い込みに徹しているブラックホールですが、札幌2歳Sでは中団からの競馬で勝利しています。スタートが下手なわけではないので積極策に出れば、人気馬を出し抜くこともありえますね」(競馬記者)

 父ゴールドシップは日本ダービーで5着、13年と15年に出走したジャパンC(G1)はともに2番人気だったが15着と10着に大敗しており、東京2400mという条件を苦手としていた。だが、産駒のウインマイティーの好走は“いい意味”で期待を裏切るものだ。

 現役時代はファンを幾度となく驚かせてきたゴールドシップ。競馬の祭典で父の血が騒いだブラックホールが激走しても、そこまで驚くべき内容ではないのかもしれない。

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