GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】コパノリッキー  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】JBCクラシック(G1) コパノリッキー「ダート王は何故、完全復活できたのか?G1・3連勝に見る明らかな『進化』の跡とは」

【この記事のキーワード】, ,

 まさに「テン良し、ナカ良し、終い良し」といったコパノリッキー。かつてのダイワスカーレットなどがそういったタイプの逃げ馬だが、これはイメージ的に「逃げ」よりも、むしろ「先行」に近い。

 つまり、実際はハナにこだわらない先行競馬だが、道中のスピードの違いで逃げ馬のようなポジションになっているということなのだろう。心身が充実し、全盛期を迎えた歴代のダートチャンピオンにしばしば見られる傾向である。

【血統診断】

kopanokettou.jpg

 父ゴールドアリュールは言わずと知れたサンデーサイレンス系の中で最もダートで成功している種牡馬。すでにG1を8勝しているコパノリッキーだが、まだその上にスマートファルコン、エスポワールシチーという本馬よりも稼いでいる馬がいるのだから恐れ入る。

 ゴールドアリュール×ティンバーカントリーという配合の代表馬は当然コパノリッキーだが、他にも牝馬ダート戦線で大井所属馬として気を吐いているララベルがいる。

 母コパノニキータはダートで活躍し1000万下まで出世している。一族を見渡しても、活躍馬は大阪杯や毎日王冠を勝ったサンライズペガサスが目立つ程度。ある意味、ダート馬らしい地味な血統だ。

 ただ、そういった中でも目を引くのが母コパノニキータのティンバーカントリー×トニービンという配合。この配合からはダート王のアドマイヤドンが輩出されており、本馬の血統背景はアドマイヤドン×ゴールドアリュールというイメージに近い。

 なお、本馬は意外にも今回が川崎初参戦。ダート2100mはキャリア最長の距離となるが、そういった面で心強いのが母方に流れるリアルシャダイの血だ。基本的にはスピードが勝った配合だが、数々の名ステイヤーを送り込んだリアルシャダイの血が、スピードの持続力を支えている。

【徹底考察】JBCクラシック(G1) コパノリッキー「ダート王は何故、完全復活できたのか?G1・3連勝に見る明らかな『進化』の跡とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  2. 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  5. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い