GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】コパノリッキー
NEW

【徹底考察】JBCクラシック(G1) コパノリッキー「ダート王は何故、完全復活できたのか?G1・3連勝に見る明らかな『進化』の跡とは」

【この記事のキーワード】, ,
kopanorikki-.jpgコパノリッキー(JBISサーチ公式サイトより)

『考察』

 今年のかしわ記念(G1)で復活の勝利を挙げてからというもの、一時のスランプが嘘のような連勝劇を続けているコパノリッキー。ここ3戦、3馬身、3馬身1/2、1馬身3/4とまったく危なげない走りで、再び現役ダート最強馬の名を欲しいままにしている。

 もともとトップクラスの力を有していたコパノリッキーだが、かしわ記念、帝王賞(G1)、南部杯(G1)の3連勝のレース内容には、以前とは明らかに異なっている、いや、「進化」した部分がある。

 それはハナへのこだわりを捨てても、結果が出るようになったことだ。

 スランプの要因となった昨年のチャンピオンズC(G1)、東京大賞典(G1)の2戦は、いずれもハナを切ったものの道中で激しく競り掛けられ直線で失速した。それを受けて武豊騎手は、今年のフェブラリーS(G1)で中団待機を試みたも不発。7着に惨敗している。

 しかし、この試みがコパノリッキーに復活の兆しをもたらした。

 結果こそ伴わなかったが、武豊騎手はレース後に「(ハナに立たなくとも)折り合っていた」とコメント。次走のかしわ記念では、それを証明するように逃げたいソルテにあっさりとハナを譲っても2番手で折り合い、3馬身差で圧勝している。

 そして、何よりもこの進化で最も大きな効果が表れたのが、最後の末脚だ。

 コパノリッキーは、この3連戦の道中いずれもハナを切らず、2番手、3番手、3番手で競馬をしているが、すべて上がり最速の末脚を繰り出している。ちなみにコパノリッキーが、それ以前に上がり最速を記録したレースは、2014年のかしわ記念まで遡らなければならない。12走前となるだけに、その変化は際立っている。

【徹底考察】JBCクラシック(G1) コパノリッキー「ダート王は何故、完全復活できたのか?G1・3連勝に見る明らかな『進化』の跡とは」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 岩田康誠騎手が「因縁」ゴールドシップ降臨に大興奮!? レースで”指示無視”最後には「すかし芸」の屈辱から2年……「身内」を勝利に導き立場逆転?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  8. JRA種牡馬フィエールマン「二軍スタート」の冷遇に疑問の声……実績はコントレイルに次ぐNo.2も問われる「3000m級」G1の価値
  9. 【ホープフルS】“クロワデュノールなんて目じゃない!”今年最後のG1!冬の中山で走る穴馬の法則、名門調教師絶賛の穴馬!
  10. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬