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JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは

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 騎手の成功はある意味、騎乗依頼仲介者となる「エージェント」次第といわれている昨今。

 その力は年々増大し、一部のエージェントは競馬サークル内の絶対的な権力者のごとく君臨しているという。本来、契約上の雇用主であるはずの騎手を完全に上回る権力を持ったエージェントも珍しくはないそうだ。

 そういった中、昨年1月にJRA(日本中央競馬会)はトラックマンとの兼業エージェント廃止などを掲げ、大規模な”エージェント改革”に乗り出した。

 しかし、結果は事実上の惨敗……今年1月からエージェントによる馬券購入が禁止されるなど、いくつかの変更点が公表されたが、元より新聞社などの”外部”に本業を持つ人々の馬券購入の制限に限界があることは誰の目にも明らか。従来の予想業(競馬欄の印など)もOKということで、果たしてどれほどの強制力があるのかは甚だ疑問ではある。

 そんな折、日本経済新聞の記者「ノモケン」こと野元賢一氏が国内最大級のインターネット競馬ポータルサイト『netkeiba.com』内で連載するコラムにて、一連のエージェント問題に対する見識を語っている。

『「馬券購入禁止へ」新制度施行となるエージェントの功罪とは』と銘打たれた昨年12月25日掲載のコラムで、野元氏は昨年のJRAの”エージェント改革”に対して「実際は現状追認と見る向きが多い」と、やはり目立った成果は見られなかったとしている。

 だがその一方で、例えばM.デムーロ騎手と川田将雅騎手を仲介する井上政行氏、福永祐一騎手や岩田康誠騎手、四位洋文騎手の小原靖博氏といった競馬専門紙『競馬ブック』のトラックマン、いわゆる「小原軍団」に代表されるような複数のエージェントによる”協力関係疑惑”に関しては、独自の見解を示している。

 親交の深いエージェント同士が現状の「騎手3人+若手1人」という垣根を超えて騎手6人や7人といった”仲間内”で有力馬を囲い続ける結果、有力エージェントと契約する一部の騎手にだけ有力馬が集中し続ける可能性が生まれる。

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