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JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは

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 この辺りは不明瞭で、あくまで”疑惑”とされているが、現状の騎手リーディングの結果を見れば誰にでも簡単に想像は付く。何せ、ここ2年連続トップ10の騎手が誰一人入れ替わっていないのだ。

 そういったエージェント主体の騎手リーディング争いに嫌気が差して、競馬界を去った男がいる。2015年9月に突如の電撃引退を表明した藤田伸二騎手だ。

 藤田氏は「エージェントが騎手リーディングを決めている」状況を問題視して引退を表明したわけだが、野元氏はこれを「木を見て森を見ない議論の典型」と批判。藤田氏が「あえて見ようとしない?」と断ってはいるが、その主張を一刀両断にした。

 そんな野元氏の主張はC.ルメール騎手やM.デムーロ騎手といった外国人騎手がリーディングを争うようになったのは、エージェントの影響力よりも、競馬界の圧倒的勝者・社台グループによる「外国人騎手偏重」の結果であるというもの。

 つまり、問題の本質は「日本人、特にJRA競馬学校出身の騎手が、大勢力に信頼されていないこと」にあると主張している。

 確かに昨年の馬主リーディングの1~3位までは、すべて社台グループが運営する1口馬主クラブであり、生産牧場リーディングも1~3位までを同グループ系列が独占。圧倒的なシェアを誇っている。

 今の日本競馬は、社台グループによる支配が「常識」と述べても過言ではないほど、長きにわたって同様の状況が築かれている。オーナー、生産者としても騎手リーディングに多大な影響を及ぼしているという野元氏の主張は、概ね「的を射ている」といえるだろう。

「現在の騎手リーディングにおいて、エージェントの影響力を問題視する藤田氏と、社台グループの姿勢に要因を見る野元氏と、基本的にはどちらも正しいのではないでしょうか。競馬が『馬8、騎手2』といわれるものである以上、やはり完全な騎手の実力だけでリーディングを取るのは不可能だと思います。

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