GJ > 競馬ニュース > 「18億円」の荒稼ぎ!?
NEW

JRAで「18億円」の荒稼ぎ!? “謎”のオッズ変動の原因は、中国の投資グループと予想ツールが影響している?

【この記事のキーワード】,

JRAで「18億円」の荒稼ぎ!? 謎のオッズ変動の原因は、中国の投資グループと予想ツールが影響している?の画像1

「タテ目だった。ボックスにすれば良かった」「最後の2択で悩んで切っちゃった」「馬連よりゾロ目枠連の方が好配当だった」

 競馬ファンにとって“あるある”の一例だ。レースの予想自体は概ね当たっているのだが、馬券の買い方を失敗するということは誰しも経験したことがあるのではないだろうか。

 そしてもうひとつ、「思ったよりも配当がつかなかった」ということもよく耳にするかもしれない。レース前のオッズでは高配当となっていたものが、いざ払い戻し金額が確定すると、自分が最後に見たオッズよりも予想外に下がっていたことである。

 もしかすると、この“謎現象”の原因に関係しているかもしれない事案が明らかになった。

 詳細は本記事を確認いただきたいのだが、21日に『中日新聞』が下記内容を報じている。

「2018年までの5年間に競馬の当たり馬券で得た利益、約18億円を申告していなかったとして、名古屋市中区の30代の中国人男性が昨年、名古屋国税局の税務調査を受け、所得隠しを指摘されていたことが関係者への取材で分かった。追徴税額は重加算税などを含め約10億円にのぼるもようだ」

「中国の投資グループから資金提供を受け、独自の競馬予想ソフトを使ってインターネットで馬券を大量購入していたとみられる」

 同記事によると、払い戻しが約95億円、経費(馬券代)が約77億円で差し引き約18億円の利益とのこと。過去に日本で“馬券裁判”となった事例の最高利益額が5億7000万円だったことを考えると、今回の件がいかにスゴイ金額かよくわかるだろう。

 この「独自の競馬予想ソフト」の内容がどのようなものかはわからないが、自動購入システムであることが予想される。そうなると、締め切り間際のオッズを参考に、“勝てる”馬券を”直前”購入をすることで、利益を上げていたという解釈もできるのではないだろうか。

 その結果、購入した馬券のオッズが、想定より異常に下がっていたという一見不可解な現象の原因となっていたということも、もしかしたら無関係ではないかもしれない。

「外国人の競馬による荒稼ぎといえば、2009年のUPROという会社による160億円の所得隠しが思い出されますね。国税局は任意調査として摘発するも、イギリス人社長に海外に資産を持ち逃げした後でした。今回の件も、当事者はすでに中国に帰国しているという話なので、どうなることやら……」(競馬記者)

 これまで日本で起きた馬券裁判では馬券代は経費と認められたうえで、対象者は納税を行っている。しかし、今回の件は所得隠しで脱税している点は大きく異なる。そして張本人が海外にいるとなれば、回収できるかも疑問が残る。

 今後の国税の動きに注目したいところだ。

JRAで「18億円」の荒稼ぎ!? “謎”のオッズ変動の原因は、中国の投資グループと予想ツールが影響している?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛