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JRA 12年前の「1000万馬券」立役者の仔がデビューから波乱を起こす!? 上位人気でもレースは荒れる「引力」は受け継がれているか

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JRA 12年前の「1000万馬券」立役者の仔がデビューから波乱を起こす!? 上位人気でもレースは荒れる「引力」は受け継がれているかの画像1

 夏競馬は荒れる。この言葉通り、今年の夏競馬も数々の特大万馬券が飛び出した。

 7月の重賞ではCBC賞(G3)の244万円、中京記念(G3)の330万円、函館記念(G3)の343万円という3連単の高額配当があった。8月に入ってからも、小倉記念(G3)で137万馬券。また、先週の土曜新潟メインでは672万円という驚愕の高配当だったことも記憶に新しいだろう。

 100万円超えの高額配当は誰もが一度は獲ってみたいものだが、普通に予想していてはなかなか当たらない。波乱の使者となりうる馬を買い続けることが、一つの攻略法かもしれない。

 2015年のヴィクトリアマイル(G1)は3連単の払い戻しが2070万5810円という重賞レースの最高配当を記録した。これに最も貢献したのが、18番人気ながら3着に入ったミナレットだ。

 同馬は新馬戦でも14番人気ながら勝利して、2着が人気薄2頭の同着で決着したため、3連単の配当は2983万2950円と1491万6520円。前者はJRA歴代最高配当である。つまり、ミナレットを追い続けていれば、2度の超高額配当ゲットのチャンスがあったというわけだ。

 29日、小倉5Rの新馬戦に出走するオリノコ(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎)も、波乱の使者候補となる1頭として覚えておきたい。

 父ドゥラメンテ、母プロヴィナージュという血統のオリノコ。母は重賞で2着4回、3着2回と、あと一歩重賞に届かなかった。だが、「記録」よりも「記憶」に残る活躍をしていることは見逃せない。

 08年の秋華賞(G1)は「11→8→16」の人気順での決着となり、当時のG1レースでは最高の3連単1098万2020円という大波乱が起きた。この時、3着だったのがプロヴィナージュである。

 その後、プロヴィナージュは20戦して2桁人気になることは一度もなく、堅実な成績を残し続けた。それでも、10年の阪神牝馬S(G2)は3連単44万馬券となった。同馬は5番人気で2着に入ったのだが、1着が9番人気、3着が10番人気と人気薄を引き連れたことが波乱の要因だ。これは自身が波乱を起こしたわけではなく、引き寄せたということかもしれない。

「波乱の立役者といえばミナレットが印象的ですが、プロヴィナージュもかなりのものです。秋華賞と阪神牝馬S以外でも、馬券に絡んだレースで2度の10万馬券が出ています。しかも、どちらも自身は上位人気ですからね。

ミナレットは自らが波乱を起こすという感じですが、プロヴィナージュは波乱の呼び起こす何かを持っていたのかもしれませんね」(競馬記者)

 プロヴィナージュの仔であるオリノコにも、その“波乱の引力”が引き継がれているかもしれない。デビュー戦で上位人気が予想されるオリノコだが、いきなり人気薄を引き連れてくる可能性は十分にあるのではないだろうか。

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