JRA関屋記念(G3)枠順発表で「波乱の使者」が急浮上!? 「絶好枠」は兄妹ゆかりの枠番! 10万馬券必至の穴馬に要注意
16日、新潟競馬場で関屋記念(G3)が開催される。過去10年、3連単の平均配当は5万7178円と堅いレースとは言い難い結果となっている。
今年の出走メンバーではプリモシーンが1番人気になりそうだが、2番人気以下は混戦模様。例年通り、一波乱起こる可能性は十分にあるだろう。
関屋記念には、過去10年で5勝を挙げている「絶好枠」が存在する。それは、現在2連勝中の「7枠」だ。外枠が圧倒的有利と言われるアイビスサマーダッシュ(G3)の「8枠」ですら、過去10年で4勝ということを考えれば、関屋記念の7枠は驚異の成績ということが分かるだろう。
そんな7枠に入ったのはドーヴァー、プロディガルサン、ペプチドバンブーの3頭。その中でも、プロディガルサン(牡7歳、美浦・国枝栄厩舎)が波乱の使者となりそうだ。
全兄リアルスティール、全妹ラヴズオンリーユーという良血馬。だが、これまでに重賞に10回挑戦しているが、2度の2着が最高で重賞制覇に至っていない。今回、ついに11度目の重賞挑戦でチャンスが巡ってきた。
前走の関越S(OP)で初めて逃げの手に出たプロディガルサン。1000m通過が57秒4というハイペースの大逃げで、残り200m時点では後続に約5馬身差をつけており、あわや逃げ切り勝ちかと思われた。だが、ゴール前で勝ち馬ザダルら3頭に交わされて4着に敗れた。
今回、200mの距離短縮となるのは、前走で速いラップを刻んだプロディガルサンにとって歓迎材料のはず。同じ新潟外回りということで、コース不安がないことも後押しとなる。
「前走でプロディガルサンの新たな一面が見られましたね。勝ち馬ザダルには完敗でしたが、同馬は重賞級の実力馬。2着のウインガナドルとは0秒2差とあまり差のない結果です。距離短縮となる今回は期待できそうですね。
逃げ馬のトロワゼトワルも出走しますが、こちらは大外の8枠18番。枠順を考えると、プロディガルサンに分がありそうです」(競馬記者)
今回、鞍上を務めるのは先週のレパードS(G3)で、7番人気ケンシンコウで逃げ切り勝ちを決めたばかりの丸山元気騎手だ。国枝調教師も「ジョッキーの勢いに期待したい」と頼りにしている。2週連続の逃げ切り勝ちとなるだろうか。
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