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新潟マイル「3戦3勝」アストラエンブレムが7歳で重賞初V狙う! 鞍上は「福永・蛯名」超え4勝“不惑”迎えたあの男【関屋記念(G3)展望】

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【関屋記念(G3)展望】新潟マイル「3戦3勝」アストラエンブレムが7歳で重賞初V狙う! 鞍上は「福永・蛯名」超え4勝不惑迎えたあの男の画像1

 16日(日)の新潟競馬場では、サマーマイルシリーズ第3弾、関屋記念(G3、芝1600m)が行われる。実績的には、2年前の覇者でG1・2着が光るプリモシーン(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎)が頭一つ抜けた存在だが、7歳を迎え充実一途のアストラエンブレム(セン7歳、美浦・小島茂之厩舎)も怖い存在だ。

 今年に入り3戦連続、リステッド競走で馬券圏内のアストラエンブレム。前走は今回と同じ舞台の谷川岳Sで、実に3年2か月ぶりの勝利を飾った。マイルは13戦して「5-3-2-3」と安定感抜群。しかも、3度の着外は全て4着という堅実ぶりだ。特に新潟マイルの舞台では3戦3勝と好相性を誇る。

 5日(水)の1週前追い切りは、美浦坂路でこの日の2番時計(50秒8-13秒1)をマークし、好調ぶりをアピール。7歳を迎えても、まだ成長途上といえるだろう。

 鞍上には、テン乗りの北村宏司騎手を予定している。7月に40歳を迎えた北村宏騎手。このレースは通算4勝している。これはG3に格付けされた1984年以降での最多勝利記録でもある。北村宏騎手に続くのが福永祐一騎手と蛯名正義騎手の3勝、競馬界の“レジェンド”岡部幸雄元騎手(他2人)と名手が名を連ねる。

 18年の覇者プリモシーンは、前走ヴィクトリアマイル(G1)8着からの巻き返しを図る。2月の東京新聞杯(G3)では、強豪牡馬を一蹴。一時期のスランプを脱したかに思えたが、2走前のダービー卿CT(G3)から2戦連続で末脚不発……。

 2番人気に支持されるも見せ場なく敗れたヴィクトリアマイル後、騎乗したD.レーン騎手は、理想よりも後ろのポジションになってしまったことと、パンパンに乾きすぎた馬場を敗因に挙げていた。今回は福永祐一騎手に乗り替わるが、ある程度前目のポジションを取れるようなら、圧勝しても驚けない。

 福永騎手は8日(土)の新潟で2勝を挙げたが、いずれも芝1600m戦。このコースは今年に入って絶好の結果を残している。

 前走からの巻き返しを図るもう1頭がクリノガウディー(牡4歳、栗東・藤沢則雄厩舎)だ。3月の高松宮記念(G1)で1着に入線するも、直線の進路妨害で4着降着という憂き目にあった。

 前走のCBC賞(G3)では1番人気に支持されるも12着に大敗。距離を2月以来のマイルに戻し、汚名返上を期す。その東京新聞杯では優勝したプリモシーンに0秒1差の3着。ここで好走するようなら、再びマイル路線を進む可能性もあるだろう。鞍上は前走に続き、横山典弘騎手が務める。

 他には、2年以上勝利から遠ざかっているが、堅実さが売りのサトノアーサー(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)も虎視眈々。2年前のエプソムC(G3)でコンビを組み、同馬を重賞初制覇に導いた戸崎圭太騎手が1年10か月ぶりに手綱を取る。

 メイケイダイハード(牡5歳、栗東・中竹和也厩舎)は、前走の中京記念(G3)で18番人気の低評価を覆し、波乱を演出。フロックではなかったことを証明できるだろうか。

 今後の飛躍が期待されるアンドラステ(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)は重賞初挑戦となった前走のエプソムCで小差の4着に好走。極悪馬場のなか、上がり最速タイをマークし、牡馬相手に力のある所を見せた。

 その他では、京王杯SC(G2)3着の良血グルーヴィット(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)、中京記念3着のエントシャイデン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)、米子S(L)3着のミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)あたりが伏兵となりそう。

 7歳のアストラエンブレムが重賞初制覇を飾るのか、プリモシーン、クリノガウディーら実力馬が巻き返しに成功するのか。関屋記念は8月16日、新潟競馬場で15時45分発走予定だ。

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