
JRA福永祐一「最低の騎乗」から浮かび上がるスプリンターズS(G1)枠順傾向!? 3連覇中「神枠」に大穴が入った今年は……
今年の秋のG1戦線開幕を告げるスプリンターズS(G1)が4日、中山競馬場で行われる。秋のスプリント王を決める一戦に、5年連続となるフルゲート16頭が集った。
昨年こそ人気サイドの決着だったが、近5年で3度の10万馬券超えがあるように一筋縄ではいかないレース。だが枠順に目をやると「4枠8番が3連覇中」と極端な傾向が出ている。
ならば、今年も“神枠”の神通力にあやかりたいところだが、4枠8番に入ったのはダイメイフジ……G1はもちろん、重賞勝利すらなく『netkeiba.com』の事前オッズでは単勝177.7倍の13番人気という超大穴だ。4連覇を期待するのは、やや無謀かもしれない。
さらにここ3年の4枠8番を振り返ってみると、2019年タワーオブロンドン(2番人気)、2018年ファインニードル(1番人気)、2017年レッドファルクス(1番人気)と強豪ばかり。
また「4枠8番」という枠そのものについても「真ん中」「後入れ」程度で、3連覇の根拠になりえる明確な強調材料もなく、ここ3年の快進撃は偶然の産物と述べざるを得ないのかもしれない。
そうなると、次に注目したい傾向は近5年の内、4年で馬券になっている「1枠」だ。
2019年ダノンスマッシュ(1番人気、3着)、2018年ラインスピリット(13番人気、3着)、2017年レッツゴードンキ(5番人気、2着)、2015年ストレイトガール(1番人気、1着)と穴馬も上位進出を果たしている分、スプリンターズSとの相性の良さが感じられる。
近5年の1、2着馬の着差がいずれも0.1秒以内であり、3着馬を含めても0.2秒以内に収まっているスプリンターズS。一瞬のロスが命取りになる電撃の6ハロン戦だけに、やはり最短距離を走りやすい「1枠」のメリットは小さくないようだ。
また、馬場改修前となる2013年以前は、過去5年間で一度も馬券になっていないことからも、「今」の中山でこその傾向と言えるだろう。
その上で、今年の1枠にはダイメイプリンセスと、モズスーパーフレアが入った。
PICK UP
Ranking
11:30更新引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬