GJ > 競馬ニュース > ノルマンディー募集馬「人気高騰」に...
NEW

JRAデアリングタクト効果だけじゃない!? ノルマンディー募集馬「人気高騰」に、あの「怪物」が意外な形でアシストか

JRAデアリングタクト効果だけじゃない!? ノルマンディー募集馬「人気高騰」に、あの「怪物」が意外な形でアシストかの画像1
デアリングタクト JBISサーチより

 史上初となる無敗3冠牝馬に輝いたデアリングタクト。2018年のセレクトセールで1296万円という低価格で落札された同馬が、日本競馬界を席巻したのはまさにシンデレラストーリーと言えるだろう。

 オーナーはノルマンディーサラブレッドレーシング(以下、ノルマンディーTR)のため、出資した一口馬主はわずか4.4万円/1口で大きな夢が見られているはずだ。総額1760万円のデアリングタクトはすでに、獲得賞金は4億円に迫る勢い。2匹目のどじょうを狙う出資者も多いのではないだろうか。

 実際に、9日に発表されたノルマンディーTRの2019年産募集馬の申込状況では顕著に影響が現れている。

 現在は先行募集期間だが、28頭の募集馬のうち10頭が満口を超える申し込み状況。人気馬は募集口数に対して200%を超える申し込みとなっており、11日の締め切りまでの間に更なる競争激化となるかもしれない。通常募集を待たずして、多くの馬が満口になりそうな勢いだ。

 これまでに同クラブの所属馬によるJRA重賞制覇は、プラチナムバレットが京都新聞杯(G2)、アナザートゥルースがアンタレスS(G3)をそれぞれ優勝。低価格で出資できるというメリットがある反面、G1級の大物を輩出には至らなかった。

 だが、デアリングタクトの出現により、大きく注目を集めたと言えるだろう。やはり、同じ父の産駒に注目が集まるのも無理はない。デアリングタクトと同じエピファネイア産駒は2頭が募集対象となっており、ともに人気を集めている。

 実は、ノルマンディーTRの人気に拍車をかけたのは、デアリングタクトだけではないかもしれない。それを上回る人気を見せているのがゴールドシップ産駒だ。

 現在、2歳リーディングで9勝を挙げ、10位タイ(8日現在)のゴールドシップ。新種牡馬ドゥラメンテ、モーリスがともに21勝、種牡馬としては同期にあたるエピファネイア、キズナがそれぞれ19勝、16勝を挙げていることを考えれば、物足りない成績に映るだろう。

 しかし、前述の種牡馬と比較すると出走頭数が約半分のため、勝ち馬率では遜色ない。そのため、ノルマンディーTRで募集されているエピファネイアやドゥラメンテ産駒と比較して、ゴールドシップ産駒の募集価格が安いことを考えれば、人気が集まるのも納得である。

「ゴールドシップ産駒の勝ち上がり率は高く、一口で出資するには持って来いかもしれませんね。現在の重賞勝ちはブラックホールのみですが、まだ種牡馬としては2年目なのでこれから大物が出てくる可能性も十分にあります。

ノルマンディーTRとしても、同じグループが所有するゴールドシップの仔が走れば、相乗効果が生まれるので期待しているはずですよ。

また、今回ゴールドシップ産駒に人気が集まったのには8日の新馬戦で、同産駒のスノークォーツが優勝したことも影響しているとも考えられます」(競馬記者)

 これまでノルマンディーTRが所有するゴールドシップ産駒は、3頭が出走するも未勝利だった。これは出資者にとっては不安要素だったが、8日にスノークォーツが初勝利を挙げたことも後押しとなったのかもしれない。

 デアリングタクトとゴールドシップ効果が表れたノルマンディーTRの1歳募集馬。果たして、この中から“デアリングタクト2世”は誕生するのだろうか。

JRAデアリングタクト効果だけじゃない!? ノルマンディー募集馬「人気高騰」に、あの「怪物」が意外な形でアシストかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  2. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  3. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
  4. 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
  5. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  6. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  7. 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
  8. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  9. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  10. ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠