![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
JRAエリザベス女王杯(G1)「不吉な前兆」ラッキーライラック、ノームコアは危険!? ラヴズオンリーユー「逆転候補」に急浮上? カギを握るのは最重要ステップ
15日、阪神競馬場ではエリザベス女王杯(G1)が開催される。
1996年に牝馬競走体系が見直され、秋華賞(G1)が創設。エリザベス女王杯はそれまでの京都・芝2400m条件から距離を1ハロン短縮して芝2200mに変更された。これにともない、条件も3歳牝馬限定から3歳以上牝馬と変わっている。
18年の勝ち馬リスグラシューはこのレースで悲願のG1初制覇を遂げ、G1・4勝を挙げる名牝の階段を駆け上がった。昨年もまた、ラッキーライラックが17年の阪神JF(G1)以来となるG1・2勝目を飾って、大阪杯(G1)で3勝目を挙げて飛躍した。
今年、ディフェンディングチャンピオンとして出走予定の同馬にとっては、連覇の懸かる重要なレースとなる。
下馬評では1番人気で3着と不覚を取った札幌記念(G2)から巻き返しを期すラッキーライラック、札幌記念でこれを破ったノームコア、昨年のエリザベス女王杯で3着に入ったオークス馬ラヴズオンリーユーの3頭が他馬をリードしており、三つ巴の様相を呈している。
そこで注目したいのが、出走馬の前走との相性である。上位人気が確実な3頭だが、過去のデータからは明暗が分かれる結果となった。以下は過去10年のエリザベス女王杯における優勝馬の前走である。
■優勝馬の前走レース名、成績、勝率、連対率、複勝率の順
秋華賞(G1) 2-3-2-20/27、7.4%、18.5%、25.9%
府中牝馬S(G2) 4-4-3-45/56、7.1%、14.2%、19.6%
オールカマー(G2) 2-1-0-3/6 、33.3%、50.0%、50.0%
英セントレジャー(G1) 1-0-0-0/1、100.0%、100.0%、100.0%
英チャンピオンS(G1) 1-0-0-0/1、100.0%、100.0%、100.0%
10年、11年と連覇した世界的名牝スノーフェアリーは別格として、好相性を誇るのは府中牝馬S、オールカマー、秋華賞の順となっている。
これを今年の出走馬に当てはめるとラヴズオンリーユー、センテリュオには追い風となりそうだ。
秋華賞組の活躍が目立つ一方で、該当するのはG1連対実績と上位人気に支持されていることが条件。今年の3歳牝馬は無敗で3冠を制したデアリングタクトの1強だっただけに、3歳馬を強調するには心許ない。
気になるのはラッキーライラックとノームコアが該当する札幌記念組だが、それほど振るっていない。サンプル数はわずか5例と少ないながらもあまり歓迎できないデータとなった。
PICK UP
Ranking
17:30更新JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「4億超え」WIN5にまた怪現象?キャリーオーバー夢見るファンを絶望させた「謎の人物」とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「WIN5」キャリーオーバーの次は堅い決着はもはや過去!? 激増必至の購入者に立ちはだかる衝撃の事実とは……
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
- 6年前に「キャリーオーバー」も発生…有馬記念ウィークは「WIN5」でボロ儲け?