
JRA矢作芳人「うちの瑠星より少しうまいね」名手に意外な評価!? ドバイ”お手伝い”から3年……ジャスティン海外挑戦プラン浮上で、坂井瑠星「夢」へ前進なるか
13日に中山競馬場で行われたカペラS(G3)はジャスティン(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝した。
今年の東京スプリント(G3)、東京盃(G2)を制し、交流重賞2勝のジャスティン。6連勝中のダンシングプリンス、オープンクラスで2勝のレッドルゼルといった強敵相手に58キロを背負いながらJRA重賞でも結果を残せたことは価値があるだろう。
坂井瑠星騎手は「58キロの斤量で勝ち切ってくれましたし、まだ4歳で底を見せていない。来年も活躍してくれると思います」と今後の更なる成長に期待した。
また、矢作調教師からは「状況によるけど、今後はサウジやドバイを考えたい」と海外を視野に入れるコメントが飛び出した。
矢作厩舎といえば、これまでにリスグラシューがオーストラリアのコックスプレート(G1)、リアルスティールがドバイターフ(G1)を優勝。それ以外にも、ディープブリランテでイギリスのキングジョージ6世&QES(G1)に挑戦するなど、海外競馬に積極的に挑戦してきた。
ジャスティンも厩舎の先輩に続いて、世界を舞台に活躍することが期待されるのは当然と言えるかもしれない。
もし、ドバイ挑戦となれば、坂井騎手にとっては並々ならぬ気合が入るだろう。
2018年、武者修行でオーストラリアに滞在していた坂井騎手。ドバイターフに前年王者として出走するリアルスティールの調教のお手伝いとして声がかかり、ドバイへ渡航した。当時、『デイリースポーツ』の取材に対して「いつか、こんな舞台で乗れるようになりたい」と思いを馳せていた。
肝心のレースでリアルスティールは連覇を逃す3着。だが、M.バルザローナ騎手について、矢作調教師は「手前の出し方が難しい馬だけど、しっかり変えてくれた。あのあたりはさすが」と世界の名手を称えた。続けて「うちの瑠星より少しうまいね」と冗談とも取れるが、坂井騎手に発破をかけるコメントを残した。
この経験は坂井騎手の大きな糧となったことだろう。あれから3年、次はジョッキーとしてドバイに渡る可能性があるかもしれない。
PICK UP
Ranking
5:30更新武豊「救った」人情派オーナーに直電。三浦皇成「G1を勝たせて下さい」抜擢の裏側
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- JRA個性派オーナー「勝利の方程式」が炸裂!?「長距離の鬼」ステイゴールドの大器がリベンジの秋へ貴重な1勝!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 【ホープフルS(G1)展望】近10年「G1勝利100%」クロワデュノールVS「2歳女王撃破」マジックサンズ! 非凡な才能を見せる無敗馬が激突
関連記事
JRA矢作芳人厩舎から「リスグラシュー全弟」がデビュー! 「ジョッキーが自信を持っている」赤っ恥をかいた若手騎手が汚名返上へ
JRA菊花賞(G1)サトノインプレッサ「自信を持ってる」坂井瑠星“大失態”の挽回なるか!「サンデーサイレンス最後の大物」以来14年ぶりの挑戦
JRA武豊・凱旋門賞挑戦でマテラスカイ東京盃(G2)「代打」C.ルメール騎手とコンビ結成!! あの「騎乗停止中」若手騎手他も無念の乗り替わりが……
JRA武豊1番人気「斜行」で坂井瑠星が騎乗停止「あとは伸びればというところだったのですが……」繰り返しの不注意騎乗に師匠・矢作芳人調教師も激怒?
JRA新潟記念(G3)坂井瑠星「怠慢騎乗」に疑問の声!? サトノガーネット究極「上がり31.9秒」鬼脚も4着……