GJ > 競馬ニュース > 武豊「ウイニングラン」も残酷な結末!  > 2ページ目
NEW

有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトル

【この記事のキーワード】, ,

有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトルの画像2

 それぞれの鞍上の表情は異なっていた。笑顔でガッツポーズを何度も繰り返した武豊騎手と敗戦を覚悟したかのような重い表情の的場騎手。勝利を確信した武豊騎手はウイニングランで歓声に応え、ファンからは「ユタカコール」も聞こえ始めた。

 しかし、写真判定の結果、ゴールの瞬間だけグラスワンダーがハナ差で凌いでおり、スペシャルウィークはまたしても2着に敗れてしまった。同着にしてもいいのではといった声も出た名勝負。勝者と敗者に分かれてしまったのは残酷かもしれない。

 勝ち時計2分37秒2という遅さも、2頭がいかに抜けた存在だったのかを示している。同日のグッドラックハンデ(2勝クラス・芝2500m)は同じ距離で2分35秒8と、G1の有馬記念より1秒4も速い決着だった。そんな超スローながらも後方からまくった2頭が一騎打ちを演じたのだ。

 圧倒的に前にいる馬が有利な展開ながらも、まるで2頭以外出走していなかったかのようなマッチレースを繰り広げたことにも驚かされる。

 しかも、3着馬は翌年から無敵の快進撃をするあのテイエムオペラオーでもあった。後の7冠馬ですら、このときは脇役の1頭に過ぎなかった。

有馬記念(G1)武豊「ウイニングラン」も残酷な結末! スペシャルウィーク、グラスワンダーが激突した1999年…… 最強世代の意地を懸けたラストバトルのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  3. G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
  4. 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
  5. 【ヴィクトリアマイル】ソダシ、ソングライン、ナミュールの激走を見抜いた“マイル三冠王”が今年も完全制覇へ自信の一手!マスクトディーヴァの取捨は?
  6. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  7. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
  10. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り