GJ > 競馬ニュース > オークスまで覚えておきたい存在
NEW

JRA武豊、福永祐一の「素質馬」撃沈……若駒S(L)を紅一点で勝ったウインアグライアはオークスまで覚えておきたい存在

JRA武豊、福永祐一の「素質馬」撃沈……若駒S(L)を紅一点で勝ったウインアグライアはオークスまで覚えておきたい存在の画像1

 23日、中京競馬場で行われた若駒S(L)は、5番人気のウインアグライア(牝3歳、美浦・和田雄二厩舎)が勝利。トウカイテイオーディープインパクト、マカヒキといった名馬が勝ち馬に名を連ねる出世レースを、今年は紅一点の牝馬が制した。

 朝から降り続く雨の影響で、重馬場の中で行われた今年の若駒S。7頭立てのレースは最後の直線で各馬が横一線に広がる見応えのある展開だったが、ライバルたちが重い馬場に苦しむ中、ウインアグライアが最内から力強く脚を伸ばすと、最後はヴァリアメンテの強襲をしのぎ切って嬉しい3勝目を手にした。

「この日は雨でかなり馬場が重い状態でしたが、そんな中でも荒れた内の馬場から伸びたパワーは牝馬離れしていますね。レース後に、鞍上の和田竜二騎手が『距離は長い方がいい』と話していた通り、かなりスタミナがありそうな馬です。

もともと札幌の新馬戦とコスモス賞(OP)を連勝しながらも、秋にはアルテミスS(G3)や阪神ジュベナイルF(G1)で惨敗したようにスピードよりもスタミナという馬。チャンスは桜花賞(G1)よりもオークス(G1)になると思います」(競馬記者)

「ウイン」のオークスといえば、昨年デアリングタクトが二冠を達成した一方で、7番人気のウインマリリンと、13番人気のウインマイティーが2、3着になったことは多くのファンを驚かせた。和田騎手はウインマイティーの手綱を執っており、今年は昨年3着のリベンジが期待される。

 一方、福永祐一騎手の1番人気グロリアムンディは1、2着馬から3馬身以上離された3着に敗戦。京都2歳S(G3)でも1番人気に推された素質馬が巻き返しを狙ったが、またも足踏みとなってしまった。

 また、武豊騎手の2番人気アドマイヤザーゲも伸びを欠いての6着。兄のダービー馬ロジユニヴァースは、歴史の残る不良馬場を勝ち切った重巧者だっただけに期待されたが、最後の1ハロンで止まってしまった。

「これから成長が見込める馬ですよ」

 そうウインアグライアに期待を寄せた和田騎手。決して派手な存在ではないが、オープン2勝は実績十分で賞金面の心配もなくなった。今後、スピード重視のレースで敗れることがあるかもしれないが、2400mのオークスまでぜひとも覚えておきたい存在だ。

JRA武豊、福永祐一の「素質馬」撃沈……若駒S(L)を紅一点で勝ったウインアグライアはオークスまで覚えておきたい存在のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  2. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
  3. 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
  4. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  5. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  6. 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
  7. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  8. JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
  9. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  10. ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠