JRAヴァンドギャルド勝率わずか「2.3%」の絶望!? 東京新聞杯(G3)「ディープ×サドラーの法則」発動ならドバイターフ(G1)挑戦は「夢のまた夢」

7日には、東京競馬場で東京新聞杯(G3)が行われる。おそらく1番人気に支持されるのは、昨年10月の富士S(G2)で重賞初制覇を飾ったヴァンドギャルド(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)だろう。
今年すでに重賞2勝の絶好調、福永祐一騎手を背に重賞2勝目を狙うヴァンドギャルド。3月下旬に行われるドバイターフ(G1)の予備登録を済ませるなど、陣営の期待は大きい。
昨年は安田記念とマイルCSの春秋マイルG1で一線級に胸を借り、まさに充実の5歳を迎えようとしている。しかし、その血統を深掘りすると、今年の活躍には大きな疑問符がつく。
ヴァンドギャルドの父は日本が誇る大種牡馬のディープインパクト。そして、今回注目したいのが母父の系統だ。
ヴァンドギャルドの母の父はモティヴェーター。イギリスで競走生活を送り、種牡馬としても凱旋門賞覇者のトレヴなどを出している。
これまでJRAで走った産駒は5頭だけだが、そのうち3頭が勝ち上がってる。出世頭はOP勝ちを含め5勝を挙げたメーヴェという牝馬で、メロディーレーンとタイトルホルダーの母としても知られる。
そしてモティヴェーターの父が名種牡馬のモンジュー。その父が今も欧州を中心に世界中でその影響力を伝え続けているサドラーズウェルズだ。すなわち、ヴァンドギャルドは「ディープインパクト×サドラーズウェルズ系」ということになる。
サドラーズウェルズ系と聞くと、長距離で時計がかかる重い馬場が得意。スタミナ、パワーに優れ、どちらかというと本格化は古馬になってからというイメージがある。ヴァンドギャルドも自己条件クラスを3連勝したのが3歳の秋。そして4歳秋に重賞を勝ち、これからがピークと考えられる。
しかし、父がディープインパクトの場合、母父サドラーズウェルズ系の影響力は弱まり、5歳の時にはピークアウトしてしまうという傾向が出ている。
【ディープインパクト産駒の年齢別勝率】
(左が全体、右は母父サドラーズウェルズ系)
2歳 22.7% 22.1%
3歳 14.8% 15.7%
4歳 11.9% 11.7%
5歳 7.6% 4.7%
左の数字がディープインパクト産駒全体の5歳までの年齢別成績だが、4歳までは母父サドラーズウェルズ系(右)の勝率とほぼ変わらない。しかし、5歳時に右側の数字が大きく下がっていることが分かるだろう。
さらに「父ディープインパクト×母父サドラーズウェルズ系」の5歳牡馬・セン馬の芝レースに限定すると、その成績は通算44戦1勝。勝率にして僅か2.3%という有様だ。
5歳の充実期を迎えようとしているヴァンドギャルドにとって、これは厳しい傾向と言わざるを得ないだろう。もしヴァンドギャルドもこの傾向通りなら、ドバイターフ挑戦は夢のまた夢。重賞2勝目さえも危ういかもしれない。
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