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JRAは「時代」に即してない? 早くも「減量失敗1号」70年間で平均身長10cmアップも斤量はそのまま……減量特典が「諸刃の剣」になる若手騎手たち

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 実際に文科省の学校保健統計によると、令和元年における17歳男性の平均身長は170.6cmだが、1948年にはちょうど10cm低い160.6cmだったそうだ。ちなみにBMI(ボディマス指数)が示す適正体重では170.6cmが64.03kg、160.6cmが56.74kgと約7kg以上の差がある。

 その一方で、例えば先週行われた天皇賞・春(G1)における牡馬の斤量は58kgであり、これは73年前にあたる1948年と変わっていない。これだけを見ても、JRAが時代の流れに即していないのではと思ってしまう。

「日本人が大きくなったのは食生活の欧米化が進んだからと言われていますが、例えばフランスのダービーは日本ダービーよりも1kg重い斤量で行われていますし、凱旋門賞の古馬の牡馬は天皇賞・春よりも1.5kg重い59.5kg。イギリスの夏競馬の祭典・キングジョージ6世&QESに至っては60.3kgで施行されています。

今や日本人の食生活や身長が世界基準になりつつある以上『斤量も世界と足並みを揃えていいのでは』という声は確実にありますね。特に、ハンデ戦の軽ハンデや、若手騎手の減量特典など、斤量の最低ラインの引き上げは急務だと思います」(競馬記者)

 実際に日本競馬に参戦する外国人騎手の多くは、無理な減量はパフォーマンスの低下を招くとして「54kg以下は乗らない」「56kg以上しか乗らない」というジョッキーも珍しくないという。

 現行のルールを守れなかった今回の西谷凜騎手を庇うつもりはないが、若手騎手を守る、そして騎手を目指す少年少女の可能性を広げるという意味でも、時代に即した斤量の見直しはあっていいはずだ。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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