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JRA C.ルメール「がんばてくだぢ」意味深発言にクロノジェネシスが急浮上!? 北村友一「復帰絶望」で……、宝塚記念(G1)“強奪予告” と受け取る声も

JRA C.ルメール「がんばてくだぢ」意味深発言にクロノジェネシスが急浮上!? 北村友一「復帰絶望」で……、宝塚記念(G1)強奪予告 と受け取る声もの画像1

 実力派騎手としてまさに脂が乗っていたタイミングで、痛恨のアクシデントに見舞われてしまった。

 今月2日の阪神2Rで負傷していた北村友一騎手の復帰が1年以上を要する見込みであることがわかった。このレースで北村友騎手はジャグリングに騎乗。向正面で内側に斜行した馬に接触して転倒し、競走を中止。その結果、椎体骨折、右肩甲骨骨折と診断されていた。

 先週末に行われた手術は無事に成功したようだが、北村友騎手の説明によると「背骨が8本折れていて、普通に歩けるようになるまで、かなり時間が掛かりそうです」とのこと。そのため、宝塚記念(G1)に出走予定のクロノジェネシスへの騎乗は不可能となる。

 残念ながら、戦列復帰はまだまだ先になりそうだが、北村友騎手は「これもいい経験だと思って、リハビリを頑張っていきたいです」と前向きなコメントを残した。

 同騎手は近年、ブレイクした実力派の一人。過去には検量裁決室内で机を持ち上げて倒すという粗暴な行為で物議を醸したこともあったが、9番人気アルアインで制した2019年の大阪杯(G1)で念願のJRA・G1初制覇を決めると一気にブレイク。同年の秋華賞(G1)をクロノジェネシス、阪神JF(G1)をレシステンシアで勝利し、初G1制覇した年にG1・3勝を挙げる活躍を見せた。

 また、昨年にはクロノジェネシスとのコンビで宝塚記念(G1)と有馬記念(G1)を優勝し、グランプリ春秋連覇を達成しており、今年の宝塚記念では3連覇に注目が集まっていた。

JRA C.ルメール「がんばてくだぢ」意味深発言にクロノジェネシスが急浮上!? 北村友一「復帰絶望」で……、宝塚記念(G1)強奪予告 と受け取る声もの画像2

 そんな矢先での“悲報”にエールを送ったのがリーディングトップを独走するC.ルメール騎手だ。ルメール騎手は北村友騎手の復帰が長引く旨を知らせたツイートに対し、自身のTwitterアカウント(@christo68914587)から「がんばてくだぢゆいちくん。おだいじに(力こぶと握りこぶしの絵文字)」とリプライ。大舞台で鎬を削るライバルの容態を案じた。

 その一方で、北村友騎手を心配した発言とはいえ、リプライを送ったのがルメール騎手だっただけに、一部のファンからは「クロノジェネシスの後は任せろ」という意味もあるのではないかと憶測する声もあった。

「確かにルメール騎手はまだ宝塚記念の騎乗馬が発表されていませんでしたから、クロノジェネシスの鞍上が空白となるなら、代打候補として最有力といっても過言ではありません。同馬がルメール騎手を1番手に評価している、ノーザンファーム系のサンデーレーシング所有馬ということからも、その可能性はありそうです。

クロノジェネシスは凱旋門賞(G1)を視野に入れているだけに、海外経験豊富なルメール騎手なら、宝塚記念以降も任せられる候補といえるでしょう。“強奪予告”といっても北村友騎手が騎乗可能な状態ならまだしも、ケガで乗れない訳です。純粋に北村友騎手の容態を心配している内容ですから、ちょっと意地が悪い受け取り方に感じますね」(競馬記者)

 まさに現在が絶好調といえる活躍を見せていた北村友騎手。一時は降板となったレシステンシアも戻り、クロノジェネシスという最高のパートナーが控えていた中での長期離脱はかなりの痛手となりそうだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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