JRA「単勝215.4倍」激走再び…荒れるマーメイドS(G3)で“爆穴”発見!? 暴言・幅寄せ被害で“覚醒”藤懸貴志シャムロックヒルに資格あり!

20日、阪神競馬場ではマーメイドS(G3)が行われる。梅雨時期の牝馬限定ハンデ重賞で、とにかく波乱傾向が強い。実際に過去10年で、1番人気は「2-1-1-6」と信頼度はイマイチ。三連複万馬券が9度も飛び出すなど、穴党ファンにとっては見逃せないレースである。
過去3年の勝ち馬には2つの共通点があった。3頭そろって3勝クラスからの格上挑戦で、かつ51kg以下という軽ハンデだ。必然的に人気薄になりやすいことからも、この条件に一致する馬を狙ってみるのも手だろう。
出走が確定した16頭のうち、合致するのはキングスタイル、クラヴェル、シャムロックヒル、そしてホウオウエミーズの4頭。中でも注目したいのは、前走・寿S(3勝クラス)で14着に大敗したシャムロックヒル(牝4歳、栗東・佐々木晶三厩舎)だ。
2歳7月のデビューから全て4着以下の9連敗と勝ち上がりは厳しいと思われた。しかし、デビューから丸1年の昨年7月に初勝利を飾ると、連闘で臨んだ1勝クラスも勝利。どちらも札幌芝2000mが舞台で、洋芝適性の高さを見せた。
2連勝の勢いに乗って9月にはローズS(G2)に挑戦。しかし、スタートの出遅れが響き、14着に惨敗した。自己条件に戻り、年末の阪神2勝クラス(芝2200m)で3勝目を挙げたが、続く寿Sで大敗。その後は5か月間の休養に入っていた。
1月以来の実戦を迎えるが、仕上がりは良好。1週前追い切りと16日の最終追い切りは、栗東CWでともに好時計をマークした。昨年2勝した札幌に遠征せず、あえて格上挑戦で臨む一戦。陣営の勝負気配は高いとみていいだろう。
藤懸貴志騎手との初コンビも魅力だ。藤懸騎手といえば、4月下旬に岩田康誠騎手から暴言&幅寄せ被害に遭ったことが大きな話題となった。本人が望まぬ形でスポットライトを浴びたが、その約1か月後にはハギノピリナでオークス(G1)に挑戦。自身初G1で16番人気(単勝215..4倍)の低評価を覆し、あわやの3着に導いた。
さらに藤懸騎手は、先週土曜日に東京遠征。2鞍に騎乗し、どちらも2着に入り存在感を示している。あの“幅寄せ被害”で吹っ切れたかのような活躍ぶりだ。
調教でコンタクトを取ったシャムロックヒルに対する評価も高い。『スポニチ』の取材に対し、「先週はしっかりやって、いい動き。芝に行って、さらに良さそうな感じですね。(鞍上に)選んでもらったからには期待に応えたいです」と抱負を語っている。
血統面もシャムロックヒルを後押しする。半姉サラス(父オルフェーヴル)は2年前に51kgでこのレースを制覇。三連単39万円超えの波乱を演出した。
姉以上の人気薄が予想されるシャムロックヒル。ただ、鞍上とその血統から激走候補としての資格は十分持っている。(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。
PICK UP
Ranking
11:30更新
ソールオリエンス大活躍の裏で「謎」の転厩→0勝「引退寸前」馬がいきなり激走!? 格上挑戦の10番人気も、調教師も騎手も好走を確信していたワケ
怪物オグリキャップに二冠馬ミホノブルボン、世界最強馬イクイノックス…常識の埒外から現れた「マイナー血統馬」の活躍こそ競馬の醍醐味【競馬クロニクル 最終回】
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?- 景気も関係ない日本経済の”桃源郷”。毎年2日間で売上げ100億超えを誇る日本一の競走馬セリ市『セレクトセール』には外国の王族もご来店
- 【函館記念】ミスターシービー世代「超個性派」の大駆けから41年、難関ハンデ重賞で“鉄則”から導いた狙い目は【東大式必勝馬券予想】
- 横山典弘「調教師は諦めた。もうずっと騎手でいく」引退も噂された大ベテランが3度目のダービー優勝!「将来性を断たなくて良かった」の言葉にファンもしみじみ?
- 「上村先生やったらしゃあない」最高額1億円馬は熱血調教師の“情熱爆発”で誕生!? ベラジオオペラ陣営の爆笑エピソード【特別インタビュー】
- 「94連敗」の苦い過去も……新種牡馬たちの光と影
- JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
- ついに待望の「ストライク」をゲット!? 姉は米国「2歳女王」、セレクトセール2億円超の良血馬が、オーナー初預託の名門・友道厩舎からデビュー
関連記事

JRA【マーメイドS(G3)展望】「福永祐一⇔岩田康誠」有力2頭が“謎”の鞍上スイッチ!? 「復調気配」アブレイズ&サンクテュエールら上位は混戦模様

JRA 「因縁の相手」岩田康誠に痛快リベンジ!? 16番人気で53万馬券を演出、G1初騎乗の藤懸貴志が「一瞬夢を見た」大勝負とは

JRA 岩田康誠「幅寄せ被害馬」不屈の勝利に絶賛の嵐! 「前走の返し馬の影響なのか、馬がピリピリ」も、不安跳ね返す激走に藤懸貴志「精神力の強い馬」

JRA 岩田康誠「即日騎乗停止」でもはや四面楚歌!? 擁護の声は皆無に等しい日常の言動、関係者も危惧していた先輩騎手からの“後輩いびり”

元JRA藤田伸二氏「騎乗停止」岩田康誠の「後輩イジメ」を衝撃告白! 藤懸貴志以外に「4、5名が……」「酔っ払って暴行で始末書」異例の“即処分”となった舞台裏
















