GJ > 競馬ニュース > ノースヒルズ所有馬が凱旋門賞へ!
NEW

ノースヒルズ所有馬がアイルランド重賞制覇から凱旋門賞(G1)へ! 昨年「スタンド観戦」した武豊騎手のパートナー候補に急浮上!?

【この記事のキーワード】, ,
ノースヒルズ所有馬がアイルランド重賞制覇から凱旋門賞(G1)へ! 昨年「スタンド観戦」した武豊騎手のパートナー候補に急浮上!?の画像1
競馬つらつらより

 現地時間8日、アイルランドのレパーズタウン競馬場で行われた芝2800mのスタネーラS(G3)。

 ノースヒルズの前田幸治代表が所有するビリーヴインラブ(牝4歳、英・R.ヴァリアン厩舎)が、斤量63.5キロを背負いながらも直線で力強く伸び、2着馬に1馬身半差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分3秒52。

 前田オーナーは「強い競馬をしてくれました。凱旋門賞(G1)までにもう1戦、挟むと思います」と『スポニチ』の取材に対しコメント。今年の天皇賞・春(G1)で2着だったディープボンドとともに、ノースヒルズの所有馬は凱旋門賞に2頭出しの可能性が浮上している。

 なお、手綱を執ったアイルランドのR.ウィーラン騎手は、今回がテン乗り。ビリーヴインラブはこれまで13戦を消化しているものの、最も多く手綱を執ったのはA.アッゼニ騎手の4鞍で、特に主戦といえるようなジョッキーはまだ存在していないようだ。

ノースヒルズ所有馬がアイルランド重賞制覇から凱旋門賞(G1)へ! 昨年「スタンド観戦」した武豊騎手のパートナー候補に急浮上!?の画像2

 ノースヒルズ所有馬の過去の凱旋門賞挑戦を鑑みると、ビリーヴインラブの新パートナーとして武豊騎手が迎えられる可能性もあるかもしれない。

 これまでにノースヒルズの所有馬は2013年キズナ、18年クリンチャーで2度、凱旋門賞に挑戦しており、鞍上はどちらも武豊騎手だった。ちなみに着順はキズナが4着でクリンチャーが17着である。

 特にクリンチャーで挑戦する際、前田オーナーは「日本馬が初めて凱旋門賞を勝つなら日本人ジョッキーで。それも第一人者の武豊騎手で勝てたら最高だと思っています」と話しており、実際にクリンチャーの凱旋門賞挑戦が決まると、それまで一度も手綱を執ったことのなかった武豊騎手を鞍上に指名したほどの徹底ぶりである。

 厳密に言えばビリーヴインラブは日本馬ではないが、前田オーナーに“武豊騎手で勝てたら最高”という思いがあれば、武豊騎手に本番を託す可能性もあるのではないだろうか。

 一方で武豊騎手は、懇意にしているオーナー、キーファーズの共同所有馬であるブルームが、現地時間4日にフランスのサンクルー大賞(G1)を制覇。現地メディアによると秋の最大目標に凱旋門賞を掲げているようだ。

「武豊騎手は一昨年の凱旋門賞にブルームで参戦する予定でしたが、体調不良のため出走回避。昨年はブルームと同じくキーファーズが共同所有するジャパンで出走予定でしたが、禁止薬物の陽性反応で直前に出走取消となっています。

今年はブルームとともに参戦する可能性が高いと見られますが、昨年の例から直前まで何が起こるか分からないため、ビリーヴインラブのような騎乗候補となり得そうな馬は1頭でも多くいたほうがいいと思われます」(競馬記者)

 昨年は現地入りまでしたものの、まさかのスタンド観戦となってしまった武豊騎手。前田オーナーの所有馬であるビリーヴインラブが、あの悲劇を繰り返さないための力強い味方となってくれるかもしれない。(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

ノースヒルズ所有馬がアイルランド重賞制覇から凱旋門賞(G1)へ! 昨年「スタンド観戦」した武豊騎手のパートナー候補に急浮上!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  3. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  6. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  7. 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
  8. 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
  9. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  10. 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か