真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.07.17 18:00
JRA ノーザンファーム吉田勝己氏がセレクトセール大盛況の裏で「爆買い」未来見据え目をつけたのはトウカイテイオーと走った英国の伝説的牝馬の血
文=寺沢アリマ
ユーザーフレンドリーは、デビューから6戦無敗でG1を4勝した89年生まれの英国馬だ。3歳4月デビューと遅かったが、約1ヶ月後には英オークス(G1)を優勝。その後、同年の愛オークス(G1)、ヨークシャーオークス(G1)、英セントレジャー(G1)を制した。
そして、日本と浅からぬ縁がある。ユーザーフレンドリーは、3歳秋にジャパンC(G1)へ出走。結果は、トウカイテイオーの6着だったが並み居る強豪馬を押しのけ1番人気に推された。
また、ユーザーフレンドリーの血をもつ馬が日本には数多くおり、ノーザンファームにもアデレードヒルという繁殖牝馬を繋養している。先日のセレクトセールでも、ドレフォン産駒のアデレードヒルの2021が6600万円で落札されたばかりだ。
ユーザーフレンドリーにとって、キャリア初の敗戦を喫したレースが凱旋門賞(G1)であり、2着に敗れたことで、デビューからの連勝が6でストップした。さらに翌年リベンジに挑むも、今度は22着と惨敗……日本競馬と同じく凱旋門賞にはちょっとした因縁がある。
もし、この血統から日本競馬の悲願となる凱旋門賞を勝つ馬が出て来れば、それは凱旋門賞で苦杯を喫したユーザーフレンドリーにとっても喜ばしいことだろう。今後も、ユーザーフレンドリーの血統には注目していきたい。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 【チャンピオンズC(G1)展望】絶対王者レモンポップVS無敗ヤマニンウルス!? 最初で最後の頂上決戦は実現するのか
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
関連記事
横山典弘、最内からの「外ポツン」でシンガリ敗退! 中央だけでなく地方でも……、ジャパンダートダービー(G1)ダノンブレットの騎乗に賛否
JRA シャフリヤール「鬼の居ぬ間」に神戸新聞杯(G2)も前途多難!? 注目集まるエフフォーリアとの再戦、 鞍上問題解消は兄アルアインが敗れた菊花賞?それとも?
「視界不良」とはもうおさらば!? JRAがウッドチップコースに新兵器導入へ、調教師からも指摘されていた問題についに終止符か
JRA「どうか外伸び馬場のままで」……。函館2歳S(G3)は人気馬“全消し”!ピンク帽2頭から「万馬券」狙い【八木遊のフォーメーション馬券予想】
JRA泥沼の「連敗地獄」継続中の厩舎とは?……エフフォーリア「菊花賞回避」は超ハード!? G1未勝利騎手が「トップとかG1への憧れはそんなにない」【週末GJ人気記事総まとめ】