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JRA超大物フォラブリューテ「異次元の上がり33.0秒」で4馬身差デビュー! アンカツ「確勝級」太鼓判「負けられない気持ちだった」母はマイル女王

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JRA安藤勝己氏「確勝級」大物フォラブリューテ「異次元の上がり33.0秒」で4馬身差デビュー!「負けられない気持ちだった」母はマイル女王の良血馬の画像1

 7日、新潟競馬場で行われた5R・新馬戦(芝1600m)は、1番人気のフォラブリューテ(牝2歳、美浦・宮田敬介厩舎)が勝利。母に2008年のマイルCS(G1)を制したブルーメンブラットを持つ良血馬が、圧巻のデビューを飾った。

 17頭立て、芝1600mのレース。スタートを決めたフォラブリューテだったが、無理せず中団やや後方から。新潟外回りコースの長い直線を迎えた際は、まだ中団にいたが、鞍上の川田将雅騎手がゴーサインを送ると、そこからの手応えは抜群。残り200mで先頭に並びかけると、最後は2着スカイトレイルに4馬身差をつける圧勝劇となった。

「非常に強い競馬でした。特に上がり3ハロン33.0秒でまとめた最後の直線は鳥肌モノの切れ味。上位の馬が軒並み34秒台だったこともあって、まさに他馬が止まって見えるような完勝でした。

川田騎手が『体はまだまだ幼い』と話している通り、434kgの馬体はまだまだ成長途上といった感じですが、5月の遅生まれですし、母ブルーメンブラットは古馬になってからG1を勝った馬だけに伸びしろは十分。

追い切りの段階から前向きなところを見せていたので、現状の距離はマイル辺りがベストかもしれませんが、一体どこまで強くなるのか、非常に楽しみな馬だと思います」(競馬記者)

 将来有望な若駒が集うノーザンファームにおいても、育成時代から高い評価を集めていたというフォラブリューテ。5月20日にゲート試験を合格した後は、成長を促すためにノーザンファーム天栄でみっちり鍛えられてきたという。

 その成果は先月9日に帰厩してからの動きを見ても明らかだ。併せ馬で年長馬を相手に先着を果たすなど、陣営も「動き自体は抜群にいい。仕掛けてからの反応、ギアチェンジもいいし、素軽さもある」と絶賛。

 その上、元JRA騎手の安藤勝己氏が自身のTwitterで「今日はフォラブリューテ(新潟5R)の勝ち方に注目してる」と言えば、この日のデビュー戦で17頭立てながら単勝1.7倍に推されたことも、妥当な評価だったようだ。

 この結果には、管理する宮田調教師も「調教の動きから『負けられない』くらいの気持ちだった。期待通りだったし、秋以降が楽しみ」と高評価。気になる次走だが「秋の東京になりそう」とのことだ。

 ちなみに母ブルーメンブラットの初勝利はダートの1800mで3歳クラシックは、オークス(G1)が9着、秋華賞(G1)8着と残念な結果に終わっている。本格化したのは5歳秋で、府中牝馬S(当時G3)で重賞初制覇を飾ると、続くマイルCSも連勝して一気に頂点へ登り詰めた。

 そんな遅咲きの母を持つフォラブリューテは、3歳春のクラシックから活躍した父エピファネイアの影響もあって、デビュー戦から非常に強い内容を見せた。母が果たせなかったクラシック制覇へ、期待は十分だ。

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