JRA 3年間「未勝利馬」が武豊で7馬身差圧勝!「ルールですので仕方ありませんが…」重賞勝ち馬がOPで除外問題!? 今年の重賞戦線、とんでもない「裏切り」記録が継続中【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!
■JRA 3年間「未勝利馬」が武豊に替わって7馬身差圧勝…かつての関西ホープ騎手に突き付けられた「厳しい現実」
ライター「A」:先週の遠州灘S(3勝クラス)に出走したクリノフラッシュが、7馬身差で圧勝。約3年ぶりの勝利となりましたが、主戦だった和田翼騎手から武豊騎手へ乗り替わっての結果だったことが話題になりました。
デスク「Y」:それこそ1600万下時代から、それこそ岩崎翼時代から、ずっと3勝クラスにいたよね(笑)。勝てそうで勝てない印象だったけど、武豊騎手に乗り替わって7馬身差か。
ライター「A」:13戦連続で騎乗していた和田翼騎手にとっては、まさに鞍上強化と言わざるを得ない結果に……。競馬ではよくあることとはいえ、なかなか辛いところでしょうね。
デスク「Y」:前走が5番人気で10着だったのに、武豊騎手が騎乗したら3番人気だからね。それで7馬身圧勝ってなったら、そりゃファンからすれば「今までなにやってんだ」とはなるよ。でも、じゃあ毎回武豊騎手と和田翼騎手に7馬身以上の差が出るのか、と言われればそんなことはないと思うけどね。
ライター「A」:競馬は騎手だけじゃないですから。少なくともクリノフラッシュの追い切りはよかったですし、調子も良さそうでしたよ。
デスク「Y」:まあ、それでもここ最近出遅れ気味だったクリノフラッシュのスタートを決めてくる辺りは、さすが武豊騎手だよね。そういえば昔、吉田照哉さんが「L.デットーリが乗ると、他の騎手と5馬身は違う」って言ってたなあ。
ライター「A」:ファルブラヴでジャパンC(G1)を勝った時ですよね。たしか前日のジャパンCダート(G1、現チャンピオンズC)もイーグルカフェで勝って、デットーリ騎手は2日連続のG1勝利だったとか。
デスク「Y」:そうそう。あれは凄かったね~。でも日本の競馬ファンとしては「デットーリが5馬身なら、武豊は7馬身だぞ!」って言いたい(笑)。
■「ルールですので仕方ありませんが……」現役JRA騎手も警鐘を鳴らす現行ルールの欠陥!? 陣営も頭を悩ます「除外ラッシュ」の真相
ライター「A」:先週、小倉で行われた障害オープンは18頭が除外になる非常に狭き門でした。
デスク「Y」:中には一応障害の免許を持ってるけど、レースでは乗ったことがない騎手で“なんちゃって”登録してた陣営もあったみたいね。
ライター「A」:ここのところ問題視されている、優先出走権を狙っての登録ですね。障害オープン戦は一度除外になれば、約2か月間は優先出走権が発生します。これには高田潤騎手も「ルールですので仕方ありませんが……」と憂えていたそうです。
デスク「Y」:そして、その煽りを受けた“被害馬”の1頭が、今週末の牛若丸ジャンプS(OP)を除外されたフォイヤーヴェルクってわけね?
ライター「A」:まあ、一概に先週の除外だけが原因とは言えなさそうですが、すでに重賞を勝っているフォイヤーヴェルクがオープンで除外されるのは、さすがに「異常」と言わざるを得ませんね。
デスク「Y」:牛若丸ジャンプSでも17頭が除外になったんでしょ? まさにおしくらまんじゅう状態だねえ……。
ライター「A」:フォイヤーヴェルクの他にも重賞2着があるホッコーメヴィウスやマサハヤドリーム、オープン勝ちのセプタリアンやポルトラーノ、キャプテンペリー、ダイシンクローバー、バイオレントブロー辺りも軒並み除外になっています。
デスク「Y」:それで「どんな豪華メンバーなんだ!」ってフタを開けたら、オープンも勝ったことがない馬がゾロゾロ……。
ライター「A」:さすがに、これは現行のルールを見直した方が良いのかもしれませんね。
デスク「Y」:よし、じゃあ話の区切りもついたし、ご飯食べに行こうよ。ほら、最近できたラーメン屋、まだ行ってないんだよね~♪
ライター「A」:あそこ、いつも並んでいますし、もうランチの営業時間終わりそうですよ。たぶん、今から並んでも食べられないんじゃないかな。
デスク「Y」:マジか……。それでも行ってみないとわからないから行こうよ! もしかしたら、間に合わなかったお客さんに“優先出走権”が与えられるかも(笑)。
ライター「A」:なるほど、権利獲りってわけですね!…って、そんなわけあるかい!
■JRA「異常事態」の戦犯はC.ルメール!? 波乱続きの今年の重賞戦線、実はとんでもない「裏切り」記録が継続中だった
ライター「A」:今年もいよいよ今週から東京が開幕しますが、ここまでの重賞レースは1番人気が勝ったことが一度もないそうです。
デスク「Y」:それどころか2番人気さえ、勝ててないらしいね……。馬場が荒れやすいこの時期のレースが難しいことは確かだけど、それにしても荒れまくってるねえ。
ライター「A」:記事によると1990年以降で初の珍事らしいです。
デスク「Y」:1番人気請負人のC.ルメール騎手の調子が悪いと思ってたけど、まさかそこまで悲惨な状況になっていたとは。ちなみに今週末の1番人気はどの馬なの?
ライター「A」:混戦模様なので、なかなか難しいところですが、『netkeiba.com』さんの事前予想によると根岸S(G3)がソリストサンダー、シルクロードS(G3)がカレンモエになる見込みです。
デスク「Y」:ソリストサンダーって去年の武蔵野S(G3)を勝った馬か。強い競馬だったから印象に残ってるけど1600mでしょ? 今回の1400mってどうなの?
ライター「A」:5回走ってますが、勝ったことはないですね。2着が1度あるだけです。
デスク「Y」:不安しかないじゃん(笑)。
ライター「A」:シルクロードSのカレンモエもオープン入りしてから、G3で3度の1番人気がありますが、すべて2着。前走のセントウルS(G2)は相手強化もあって5着に敗れています。これは、もしかしたら記録がさらに伸びるかも……。
デスク「Y」:そろそろ1番人気がしっかりしてくれないと、おじさんの馬券もまったく当たらないんだけど。ホントそろそろお願いします、神様、ルメール様あああ!
ライター「A」:今週はソリストサンダーが戸崎圭太騎手で、カレンモエが松山弘平騎手ですよ。
デスク「Y」:戸崎様あああ、松山様あああ!
ライター「A」:ダメだ、この人……。デスクの連続不的中も当分続きそうですね。
さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)
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