
【ドバイワールドC(G1)展望】昨年2着チュウワウィザードに立ちはだかる米国勢の壁!? 人気ライフイズグッドは初距離で真価問われる

現地時間26日、UAEのメイダン競馬場では『ドバイワールドカップデー』が開催される。最終第9Rに組まれているのはドバイワールドC(G1、ダート2000m)だ。早速レースを展望していこう。
今年は10頭が出走を予定しているが、日本馬は1頭だけとなった。昨年2着の雪辱を果たすべく、再び海を渡ったのはチュウワウィザード(牡7歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。
昨年と今年の大きな違いは、そのローテーション。昨年は2月のサウジCで年明け初戦を迎えたが、海外初レースで9着に敗れた。その後ドバイへ転戦し、約1か月後の好走につなげている。
一方、今年は国内の川崎記念(G1)から始動。単勝1.2倍の圧倒的人気に4馬身差の完勝で応えると、そこから約2か月の間隔を空けて本番に臨む。
昨年、唯一先着を許したミスティックガイドはケガのため不在。そうなれば、チュウワウィザードが最有力候補に推されてもおかしくはないが、有力ブックメーカーの1つ、『bet365』の21日現在の単勝オッズは21.0倍で7番人気タイという評価にとどまっている。
低評価の理由はおそらくメンバー最高齢タイの7歳という年齢もあるだろう。ちなみに7歳以上のキングカメハメハ産駒はJRA平地G1で通算「0-1-0-32」という壁が存在する。また、現地で高く評価されている馬は4歳世代が中心。チュウワウィザードが昨年以上の結果を残すためには、そんな新興勢力を跳ね返さなければならない。
そんななか、単勝オッズ1.9倍の1番人気に支持されているのは、通算7戦6勝の戦績を誇るライフイズグッド(牡4、米・T.プレッチャー厩舎)である。
19~21年北米リーディングサイヤーのイントゥミスチーフ産駒という良血馬で、唯一の敗戦がG1初挑戦となった4走前の1400m戦だった。
その後は1600m、1800mへと距離を延ばして、目下3連勝中と勢いに乗る。圧巻だったのは前走のペガサスワールドC(G1、ダート1800m)だった。最大のライバルと目されたのはニックスゴーで、G1・5勝の名馬にとってのラストランだった。
2頭のハナ争いが注目されたが、スピードの違いでライフイズグッドがあっさりと先頭に立つ。道中はハイラップを刻むと、最後までそのスピードは落ちることがなかった。結局、ニックスゴーに3.1/4馬身差をつけてゴールイン。最初で最後の直接対決であっさり世代交代を成し遂げた。
前走の内容から、ここでもハナを奪って粘りこみを図ることになるだろう。不安要素を強いて挙げるとすれば、初めてとなる2000mか。絶対的な武器であるはずの天性のスピードが諸刃の剣となる可能性もゼロではない。
ライフイズグッドに続くのはホットロッドチャーリー(牡4、米・D.オニール厩舎)だ。
こちらは同じアメリカ馬でも、昨年のケンタッキーダービー(G1、ダート2000m)で3着、ベルモントS(G1、ダート2400m)で2着しているように距離は不問。前走のアルマクトゥームチャレンジR2(G2、ダート1900m)を制し、メイダンの砂で勝利を経験しているのも大きい。
デビューからコンスタントに使われており、4歳馬ながらすでに14戦をこなしている。実績的にもライフイズグッドにとって最大のライバルとなりそうだ。
ミッドナイトバーボン(牡4、米・S.アスムッセン厩舎)も同じくアメリカ4歳馬である。
通算成績は「2-6-5-2」と勝ち味には遅いが堅実さが売り。前走のサウジC(G1、ダート1800m)は、好位追走から直線いったんは先頭に立つ見せ場たっぷりの競馬で、3着に健闘した。ここでもしぶとく上位勢に食らいついていきたいところだろう。
この他には、そのミッドナイトバーボンにサウジCで先着(2着)したカントリーグラマー(牡5、米・B.バファート厩舎)、昨年の4着馬で、2連勝中と勢いがある地元のハイポセティカル(牡5、UAE・S.ビン・ガデイヤー厩舎)なども侮れない存在だ。
賞金総額1200万アメリカドル(約14億円)、1着賞金696万アメリカドル(約8億円)を懸けた熱戦に期待したい。
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