ブリッツファングは黙って消し! 武豊ノットゥルノの取捨が悩みどころ…一発に期待の穴はこれ【ジャパンダートダービー(G1)予想】

13日の夜には大井競馬場で3歳馬の交流重賞ジャパンダートダービー(G1、以下JDD)が開催される。
先日JRAから発表された3歳ダート三冠競走の創設の説明によると、2024年からの施行が決定。JDD の開催時期は現在の7月上旬から10月上旬へスライドし、賞金も6000万円から7000万円にアップする。残り少ない「夏のJDD」に出走を予定している今年のJRA勢は7頭。いずれもトップクラスの名に恥じない実力馬が揃った。
その一方、昨年のJDDは居並ぶJRAの強豪を退けて船橋競馬所属のキャッスルトップが単勝万馬券の12番人気で大穴を開ける大波乱を起こしてもいる。総合力ではJRA勢に優勢と見られていても、やはり「地の利」は軽視できなさそうだ。
12日午後の前売りオッズ(単勝)では、ハピが1番人気でノットゥルノが2番人気。続いてブリッツファング、コマンドライン、ペイシャエスの順で人気となっており、ここまでが一桁台。6番人気のリコーヴィクター以降は少し離されており、オッズ的には「5強」による争いという見立てとなっている。
では早速JDDの予想に入ってみたい。
「◎」に推すのは武豊騎手が騎乗する14番ノットゥルノ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)だ。最終追い切りでも抜群の動きで陣営も状態の良さに太鼓判。前走の兵庫チャンピオンシップ(G2)ではブリッツファングの前に8馬身差の完敗を喫したが園田での話。小回りコースでスムーズな競馬が出来なかったことに敗因がありそう。
8枠14番に入ったここは外から周りの出方を見られる上、揉まれる可能性も少ない。短そうで長い大井の直線も味方になるのではないか。
「○」にはユニコーンS(G3)で初重賞制覇を決めた7番ペイシャエス(牡3、美浦・小西一男厩舎)とする。3月の伏竜S(OP)で◎とタイム差なしの3着に接戦した実力は評価する必要がある。心配なのは菅原明良騎手に地方競馬の経験があまりないことだ。安定の先行力と粘り強さは大きな武器となるはずだ。
「▲」は3戦無敗の素質馬3番ハピ(牡3、栗東・大久保龍志厩舎)を押さえておく。とにかく前走の鳳雛S(L)の勝利は圧巻だった。出遅れ気味のスタートで道中も後方からの競馬。さすがに惨敗もあるかと思われたが、エンジンが掛かってからは別次元の末脚を繰り出して快勝した。藤岡佑介騎手の手綱は少々心許ないが、馬の実力的には申し分ない。
一角崩しの期待があるなら地方の名手・御神本訓史騎手の騎乗が魅力の4番トーセンエルドラド(牡3、大井・橋本和馬厩舎)だろうか。張田昂騎手に乗り替わった東京ダービー(S1)で9着と敗れたが、過去にコンビで2戦2勝の御神本騎手に戻るなら面白い。
14頭立てでJRA勢に人気が集中しやすいため、馬券は少なめで回収率を重視。「△」に1番セキフウ(牡3、栗東・武幸四郎厩舎)を加えた5頭で勝負する。
馬券は◎ノットゥルノから馬連、3連複、3連単。
馬連14→1、3、4、7の4点
3連複14→1、3、4、7の6点
3連単14→1、3、4、7の12点
ダービー馬の呼び声もあったコマンドラインは川田将雅騎手を起用したとはいえ、ダートの適性は疑問。ブリッツファングと一緒に消せば、プラス収支も期待できそうだ。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。
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