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藤田菜七子があの大物馬主と急接近! 今村聖奈追撃にまたとないチャンス到来

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藤田菜七子騎手

 16日、「ニシノ」「セイウン」の冠号でおなじみの大物馬主・西山茂行氏が、自身のTwitterに投稿した内容にファンの注目が集まった。

「このTwitterを見て、今日の日曜日、新潟競馬場へ行かれる方がもしいましたらお願い。
新潟7Rフタミジョウワ・藤田菜七子
このパドック写真、馬場入り写真を撮れる方がいましたらTwitterにアップをお願いできますか?
フタミジョウワは西山牧場管理馬です。
藤田菜七子ファンの方がもしこれを見たらぜひ」

 というものだった。この投稿から約8時間後、先の西山オーナーのツイートに応えたユーザーがいたのであろう、パドックで藤田菜七子騎手が騎乗している写真4点と併せて

「Twitterの皆様、沢山のフタミジョウワのパドック写真、ありがとうございました。
ピンクの3本線は藤田菜七子に似合うだろうな。写真見たいな、と思いわがままなツイートをしてしまいました」

 というツイートがあった。

 新潟千直という藤田騎手得意の条件のレースであったが、18頭立て13番人気という人気薄だったこともあり、結果は9着に終わった。それでも人気より上の着順に持ってきたことは千直巧者の面目躍如というところか。

 先だってニシノラブウインクが紫苑S(G3)を6着に敗れた際に、ブログを更新。その中で敗れたニシノラブウインクを今週23日の新潟11Rに組まれている新潟牝馬S(OP)に向かわせてはどうかと管理している小手川準調教師から提案があったこと、斤量51kgで乗り手が難しいということで藤田騎手を提案され、「折り合いの難しい馬だが藤田菜七子なら当たりも柔らかいし、案外ハマるかもしれないね。菜七子で行きましょう」と快諾したことが記されていた。

 この新潟牝馬S騎乗の一件以降、西山オーナーからの発信に藤田騎手の名前を見かけることが増えている。

今村聖奈追撃にまたとないチャンス到来

 藤田騎手と西山オーナーの間柄はそれほど近しいものでない印象がある。しかし、意外に思われるかも知れないが、これまで西山オーナーの馬に41頭(延べ55鞍)騎乗した経歴がある。ただ、重賞やオープン戦ではなく条件戦で乗っていたために認知度が低かったというわけだ。

 西山オーナーも藤田騎手については「根本厩舎の見習い時代からよく知っている」と記しており、当時から陰で目をかけてもらっていたことがうかがえる。実際、西山オーナーの馬に騎乗して勝ち星も挙げているが、最近は藤田騎手自身が不振に喘いでいる状態であり、思うような結果を残せていない。9月の中山でも2歳未勝利戦でニシノギドラーという馬に騎乗しているが、11番人気10着という結果に終わっている。

 そんな状況ながらもオープン馬を預けるのだから、西山オーナーも藤田騎手にはやはり相応の想いを持っているようだ。18日に更新された最新のブログでは「藤田菜七子騎手からも連絡あり」「藤田菜七子とは来週の新潟牝馬S、ニシノラブウインクの話で盛り上がりました」と記している。さらに「調教からすでに騎乗しており、藤田菜七子騎手のこの馬にかける情熱が伝わってきました」と西山オーナーの期待が見えてくる。

 自身が持つ女性騎手最多勝の記録がルーキーの今村聖奈騎手に破られることはほぼ確実。さらにデビューイヤー以来の一ケタ勝利に終わることすら見えてきている苦しい状況の中、重賞で連対する実力のある有力馬に乗れるチャンスが巡ってきたわけだ。

『netkeiba.com』の想定オッズでも現時点で3.9倍の2番人気となっている。不振で馬質が落ちてさらに勝ち星から遠ざかる負の連鎖を断ち切るためにもここは落とせない1戦となるだろう。

 陰ながら支えてもらっている西山オーナーの期待に応えられるか、藤田騎手の週末の好騎乗に期待したい。

ゴースト柴田

ゴースト柴田

競馬歴30年超のアラフィフおやじ。自分の中では90年代で時間が止まっている
かのような名馬・怪物大好きな競馬懐古主義人間。ミスターシービーの菊花賞、マティリアルのスプリングS、ヒシアマソンのクリスタルCなど絶対届かない位置からの追い込みを見て未だに感激できるめでたい頭の持ち主。

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