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若手騎手「参戦過多」でアクシデント多発の函館…池添謙一VS富田暁も勃発、女性騎手の相次ぐ負傷に先輩騎手も困惑

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療養中の古川奈穂騎手 撮影:Ruriko.I
療養中の古川奈穂騎手 撮影:Ruriko.I

 C.ルメール騎手の参戦がない今年の函館開催。川田将雅騎手とリーディング争いを繰り広げているものの、泰然自若の王者は新潟開催を見据えて夏のバカンスを優先した。支えてくれる家族と過ごす時間で鋭気を養う意味合いもあるのだろう。

 そのルメール騎手が不在の函館だが、今年は例年以上に賑わいを見せていることも確かである。

今年の函館開催が例年と異なったワケ

 先週末に熾烈なリーディング争いを演じた武豊騎手と横山武史騎手をはじめ、高杉吏麒騎手に佐々木大輔騎手、永野猛蔵騎手らも夏の函館に参戦。今村聖奈騎手に古川奈穂騎手や小林美駒騎手といった女性騎手も加わり、華やかな顔触れとなった。

 そして函館や札幌が拠点となる夏の北海道開催は、若手騎手が技術の研鑽を積む場としては持ってこい。ここで実力をつけて秋に飛躍するジョッキーも多いのだが、今年は少々例年とは異なる様相のようだ。

 大箱の主場開催ではなく、ローカルはタイトな小回りの競馬場のため、ゲートの重要性や咄嗟の判断力がより求められる。そのため、経験の浅い若手騎手は対応に苦労することも多く、先輩騎手から厳しい指導を受けながらスキルアップに励む場所といえる。

 例年であれば問題なかったのだが、今年は騎手がちょっとした飽和状態となってしまったこともあり、先輩騎手の指導が追いつかなくなっているという。

「今夏の函館は本当に危なっかしいです。古川奈騎手や小林美騎手は、減量を生かすために強引な逃げや早仕掛けが目立っていました。慣れない環境と経験不足も響いてか、古川奈騎手はゲート内で馬を抑え込めずに顔面骨折、小林美騎手も騎乗馬が出していた心不全の予兆に気づけず落馬。左肩の脱臼骨折という大怪我を負いました。今村騎手も調教中の落馬で負傷してしまいました。

乗れている高杉騎手ですら新馬戦の斜行で騎乗停止を受けたり、長浜鴻緒騎手もコーナリングの拙さで何度も制裁を受けたりとキリがありません。指導役と言える立場の藤岡佑介騎手や横山武騎手なども、さすがに注意しきれない感じで、むしろ自分が巻き込まれないように気をつけていたほどでした。これも若手騎手が多過ぎる弊害かもしれませんね」(競馬記者)

刺激や誘惑も多い夏の北海道開催

 そして、競馬以外のことでも世間を騒がせたのが、先日に大きな注目を集めることになった池添謙一騎手が富田暁騎手に絡んだ“粗暴な行為”の一件だ。こちらはプライベートのこととはいえ、両名の騎乗予定馬はすべて乗り替わり。池添騎手には開催4日間、被害に遭った富田騎手も2日間の騎乗停止処分が下された。酒席の上とはいえ、44歳のベテランが27歳相手に大人げない行動だったかもしれない。

「富田騎手といえば鮫島克駿騎手の率いる“鮫島軍団”の筆頭格。例の事件が起きた日も一緒にいて、夜な夜な盛り上がっていたそうです。彼らもまだ若いですし、日頃のストレスの発散やリフレッシュも重要でしょう。

ですが競馬以外のことで羽目をはずし過ぎると、本業にも悪い影響が出る可能性もあります。夜遊びする分には問題ないですが、ほどほどにといったところでしょうか(笑)」(同)

 昨年は繁華街に繰り出した競馬関係者で荒稼ぎに成功した飲食店があったように、夏の北海道はレース以外の部分でも刺激が多いことも確か。

 函館開催終了後には新宿の歌舞伎町、福岡の中洲と並んで「日本三大歓楽街」のひとつに数えられる「すすきの」が近くにある札幌開催も控えているだけに、特に男性の騎手は自身の手綱を引き締める必要がありそうだ。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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