GJ > 競馬ニュース > キタサンブラック天皇賞  > 2ページ目
NEW

何故キタサンブラックは天皇賞・秋(G1)に出走しなかったのか。陣営が東京2000m参戦に踏み切った「2つ」の理由

【この記事のキーワード】, ,

「外国はちょっと考えさせてもらって、良い状態だったら天皇賞・秋に行こうかなと。最後、有馬記念は頑張って出したいなと思う」というのは、今夏の宝塚記念(G1)で惨敗した直後のオーナーの言葉だ。凱旋門賞断念と同時に、天皇賞・秋からの始動する意向を発表している。

 無論、オーナーが決めたからといって、必ずしも陣営が無条件で従う必要はない。生き物である馬を扱うエキスパートは調教師であり、騎手である。しかし、その上で陣営が昨年とは打って変わって、出走にゴーサインを出した背景には「2つ」の理由が推測できる。

 1つは「東京コース」に対して、自信を深めたことだ。

 昨秋の時点で、キタサンブラックが唯一馬券圏内から脱落したのが、14着に大敗した東京の日本ダービーだった。もともと逃げ馬で速い上がりを使えるタイプではない本馬は、どうしても東京の長い直線でキレ負けしてしまうのではないかという懸念があった。しかし、その後のジャパンCを強い内容で快勝したことによって、東京コースへの不安を払拭している。

 もう1つは「2000m」の対応だ。

 昨春のキタサンブラックは、大阪杯や宝塚記念など2000m級のレースで連敗。菊花賞(G1)を勝って天皇賞・春(G1)も勝ったように、ベストは2400m以上の距離にあると思われていた。しかし、今春の大阪杯(G1)で課題と言われた2000mを克服。中距離でも一線級相手に勝ち切れるところを示した。

何故キタサンブラックは天皇賞・秋(G1)に出走しなかったのか。陣営が東京2000m参戦に踏み切った「2つ」の理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  4. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!