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何故キタサンブラックは天皇賞・秋(G1)に出走しなかったのか。陣営が東京2000m参戦に踏み切った「2つ」の理由

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「外国はちょっと考えさせてもらって、良い状態だったら天皇賞・秋に行こうかなと。最後、有馬記念は頑張って出したいなと思う」というのは、今夏の宝塚記念(G1)で惨敗した直後のオーナーの言葉だ。凱旋門賞断念と同時に、天皇賞・秋からの始動する意向を発表している。

 無論、オーナーが決めたからといって、必ずしも陣営が無条件で従う必要はない。生き物である馬を扱うエキスパートは調教師であり、騎手である。しかし、その上で陣営が昨年とは打って変わって、出走にゴーサインを出した背景には「2つ」の理由が推測できる。

 1つは「東京コース」に対して、自信を深めたことだ。

 昨秋の時点で、キタサンブラックが唯一馬券圏内から脱落したのが、14着に大敗した東京の日本ダービーだった。もともと逃げ馬で速い上がりを使えるタイプではない本馬は、どうしても東京の長い直線でキレ負けしてしまうのではないかという懸念があった。しかし、その後のジャパンCを強い内容で快勝したことによって、東京コースへの不安を払拭している。

 もう1つは「2000m」の対応だ。

 昨春のキタサンブラックは、大阪杯や宝塚記念など2000m級のレースで連敗。菊花賞(G1)を勝って天皇賞・春(G1)も勝ったように、ベストは2400m以上の距離にあると思われていた。しかし、今春の大阪杯(G1)で課題と言われた2000mを克服。中距離でも一線級相手に勝ち切れるところを示した。

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