
武豊「また1鞍のみ」ホープフルSジャンダルムの不安……血統背景に影も、池江師の「思惑」に迷いなし?

28日に開催される新2歳G1ホープフルS。2歳王者ワグネリアンや素質馬オブセッションなど有力馬の回避が伝えられ、注目度は微妙といったところだが……。
無論、出走する馬たちにとってはそれぞれの命運、来年の飛躍へのステップという重要な位置づけである。すでにG1競走6勝ルーカスもゴタゴタながら出走が決まり、 逸材タイムフライヤーもスタンバイ。そこそこの見どころはありそうだが……。
ここでこの2頭に肉迫、いやどうせなら勝ちたいのが、前走デイリー杯2歳Sを制したジャンダルム(牡2歳 栗東・池江厩舎)である。
現在2戦2勝、新馬戦は先行しての押し切り1・1/4馬身差をつける快勝で、鞍上の武豊騎手もその素質を評価。2戦目のデイリー杯では少頭数の中団でレースを進め、こちらも上がり最速を繰り出して1・1/4馬身差で危なげなく勝利。どちらもマイル戦だが、十分な資質を見せている。
ただ、今回のホープフルSは2000m。この部分に関しては、血統的に大きな疑問符がつく。
「同馬の母ビリーヴは2003年高松宮記念を制したスプリンターであり、兄弟も勝利はマイル程度。2000mはまさに未知の領域といえるでしょう。池江師は『気性面での不安が少ない。距離を延ばす調整方法をした』とも語っているようです。このレースはあくまでもチャレンジで、この結果次第で来年のクラシックか、それともマイル路線かを決定するという考えなのではないでしょうか。あえてマイルG1の朝日杯FSを使わなかった理由といえるでしょう。ただ、やはりこのレースに関しては血統面の不安は変わりませんね。父系は欧州の中長距離名馬を多数輩出したサドラーズウェルズですので、その血がいい方向に運べば……とも思いますが」(現場記者)
「距離に応じた調整」で、これまで何度もビッグレースを勝利している池江師。昨年は「菊花賞向き」の調整でサトノダイヤモンドをG1ホースに押し上げた実績があるだけに、今回も期待したいところ。
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