GJ > 競馬ニュース > ダートの3歳が軽視
NEW

ダートの3歳オープン馬が軽視されすぎ! 3歳ダート路線の速やかな拡充を

【この記事のキーワード】, ,
keibajo0546xs.jpg

「38:6」

 この数字はというと、2016年に行われている3歳オープン特別以上の芝とダートの割合である。重賞競走は今週ユニコーンSで初めて3歳馬によるダートの重賞が行われるため、ここまで中央ダートは重賞がない。

 現実として、3歳ダートは非常に軽視されていると言わざるを得ない扱いだ。

ご存知の通り、年明けの3歳未勝利戦などはダートが多い。3歳の新馬及び未勝利の割合で言えば、芝217レースに対してダートが369レース。500万下に上がると芝77レースに対してダートが62レース。そしてオープン特別以上が冒頭の数字である。

 極めていびつなピラミッドとなっており、特に早い段階でダートで力を見せた馬がオープンに上がってしまうと、使うレースが無い。例えば関西圏で行われるOP特別のダートは、2歳戦が始まって以降翌年5月の端午SまでダートOP特別のレースが無いのだ。

 現時点でダートで稼いでいる馬は関東オークスを勝ったタイニーダンサーであり、モダンウーマンであり、タービランスである。全日本2歳優駿馬サウンドスカイや東京ダービー馬となったバルダッサーレと続く。賛否はあったにせよ、バルダッサーレの東京ダービー出走は経済的には成功と言える。

 これでは中央のダート馬が不憫である。今年のユニコーンSも好メンバーだと思うが、戦績だけ見てしまうと「500万勝った馬ばかりのパッとしない重賞」と言われてしまうメンバーに見えてしまう。

 トーナメントを勝ち上がっていき、その馬達で戦うレースは盛り上がるのは今年のダービーを見れば分かる。今年のダービーは、強い馬がきっちりと勝ち上がって有力馬が集約されていく一連の流れがきちんとできていたからこそだと考えている。

 今はほぼ未整備状態のダート路線も少し工夫するだけで、ジャパンダートダービーまでの一連の流れを作ることができるのではないか。だからと言ってむやみやたらに重賞を増やすべきではないだろう。オープン特別を2~3レース位増やすだけでそれなりに整うと考える。もちろん不十分ではあるが。

 例えば500万下の特別レースは以下の5レースだ。

ダートの3歳オープン馬が軽視されすぎ! 3歳ダート路線の速やかな拡充をのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRAデムーロ「サートゥルナーリア交代」の裏に「究極の選択」? あの名物オーナー馬との関係
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  5. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. JRA福永祐一が語ったM.デムーロ「致命的トラウマ」。オークス(G1)1番人気サークルオブライフ12着大敗に「これがあるから軸にできない」
  10. JRAファン感でルメール騎手が「ブチギレ」!? フランス語でまくし立て後輩騎手を”ガラス瓶”で殴打!顔面蒼白デムーロ騎手「ウソでしょ……」