GJ > 競馬ニュース > キャロット目指す「クラシック独占」  > 2ページ目
NEW

シーザリオ、ルージュバック、ハープスター、シンハライト……まさに名牝の歴史が復元した「史上最強の布陣」で挑むキャロットファーム2歳馬が目指すは「クラシック独占」

アスティル

(牝、ステイゴールド×ヒストリックスター 栗東・池添学厩舎)

 言わずと知れた2冠牝馬ベガの一族であり、2014年の桜花賞馬ハープスターの半妹にあたるアスティル。

 父がステイゴールドに替わったことでパワータイプとなりそうだが、ノーザンファームでは「小柄ながらバネの利いたフットワークは姉を彷彿とさせます」と評され、この馬の牝系が持つ切れ味は健在のようだ。どちらかといえば奥手のイメージがあるステイゴールドだが、牝馬では2歳女王レッドリヴェールのように仕上がりの早い馬も多い。

ミリッサ

(牝、ダイワメジャー×シンハリーズ 栗東・石坂厩舎)

 今年のオークスを制したシンハライトの半妹となるのがミリッサだ。父がダイワメジャーに替わったことでマイルに特化しそうだが、姉が2センチ差で取り逃がした桜花賞で、妹がリベンジを果たすシーンがあるかもしれない。

 シンハライト以外にも、今年のマーメイドSを制したリラヴァティや、ラジオNIKKEI杯を制したアダムスピークがいるなど、とにかくハズレのない母シンハリーズの産駒。「均整の取れた馬体は、素質馬特有の雰囲気」「大物感は十分」など、やはりノーザンファームの期待も大きいようだ。

 とりあえず代表的な馬として上記の5頭に留めるが、他にも昨年の天皇賞・秋2着馬のステファノスの全妹となるグラニーズチップス、2008年のマイルCSを制したブルーメンブラットを母に持つヴィルデローゼ、昨年の京都2歳Sを勝ったドレッドノータスの全弟バルデスなど、クラシック候補を挙げ始めれば枚挙に暇がない。

 それにしてもシーザリオに始まり、ルージュバックにハープスター。さらにはシンハライトと、まるでキャロットファームのこれまでの「名牝の歴史」が復元されたような今年の2歳ラインナップ。

「クラシック独占」もあながちハッタリではないように聞こえてしまうほどの豪華さだが、お馴染みの緑に白二本輪、白袖赤一本輪の勝負服が来年のクラシックも沸かせるのだろうか、期待が膨らむばかりだ。

シーザリオ、ルージュバック、ハープスター、シンハライト……まさに名牝の歴史が復元した「史上最強の布陣」で挑むキャロットファーム2歳馬が目指すは「クラシック独占」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  7. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  8. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  9. 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
  10. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客