
「ノーザンファームの横綱」から早くも「来秋には凱旋門賞へ」といわれる逸材まで!オルフェ輩出池江泰寿厩舎の2歳馬は「昨年以上」のスケール

夏を迎えて各地で新馬戦が始まり、いよいよ動き出した2017年クラシック戦線。
今回は、そんな翌年の頂上決戦、そしてその後の覇権争いを見据えてデビュー前から「評判の2歳馬」を厩舎別にピックアップ。記念すべき第一弾は、今春のクラシックで活躍したサトノダイヤモンドを管理する栗東の池江泰寿厩舎の”新鋭”たちを紹介したい。
トゥザクラウン
牡・血統/キングカメハメハ×トゥザヴィクトリー(サンデーサイレンス)
詳細は本サイトの『ドバイワールドC2着の名牝トゥザヴィクトリーの”最高傑作”がついにデビュー!→コチラ』に記載されているが、ここでもその名を挙げざるを得ないほどの評判馬。ノーザンファームでの評価が極めて高い同馬だが「この血統の課題は馬体が大き過ぎて能力に脚元がついていけないこと。その点、トゥザクラウンは一族で最も走れる体をしている。これまでで一番いい」と池江調教師も最高の感触を得ているようだ。
ダノンオブザイヤー
牡・血統/ディープインパクト×レディジョアン(Orientate)
その名前が示す通り、オーナーのダノックス、そして生産した千代田牧場の期待がハンパではないらしい。「この馬でダービーを」と池江調教師もかなりのプレッシャーを受けているようだ。すでに夏のデビューが決定しているそうだが、直線の長い新潟の外回りコースを使う予定があるようだ。母は米国のG1馬で、半兄がプリークネスS(G1)を勝利という超良血馬。
サトノアーサー
牡・血統/ディープインパクト×キングスローズ(Redoute’s Choice)
セレクトセールで1億9500万円の値が付いた良血馬は、母キングスローズがニュージーランドの桜花賞に相当する1000ギニー馬。池江調教師も「ディープインパクトらしいバネの利いた走り。素晴らしい印象を持っている」と手放しで称賛。今年の春のクラシックをサトノダイヤモンドで沸かせた池江泰寿厩舎×里見治オーナーのコンビが、今年も有力馬を送り出すか。
サトノクロニクル
牡・血統/ハーツクライ×トゥーピー(Intikhab)
池江厩舎×里見オーナーのコンビからもう一頭。こちらは昨年の日本ダービー(G1)で2着したサトノラーゼンの半弟となる。父がディープインパクトからハーツクライに替わったが「セリの段階では、サトノラーゼンを上回る評価だった」という情報も。スタミナ型のハーツクライに替わった分、こちらは菊花賞(G1)までチャンスがありそうだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
- 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か
- サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇