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出世レース阿寒湖特別を「5馬身差圧勝」。菊花賞「最大の惑星候補」カフジプリンスの能力に迫る!

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 夏競馬はいくつか「出世レース」と言われるレースがある。その中の1つが札幌競馬場2600mで行われる阿寒湖特別(1000万下)だ。

 芝2000m時代だった頃には1997年のステイゴールドが勝利し、京都新聞杯から菊花賞へと駒を進めた。その後の活躍は承知の通りだろう。2001年にはマンハッタンカフェがこのレース勝利後に秋は菊花賞、有馬記念と制した。

 2002年にはファインモーション、2007年にはホクトスルタン、2011年にはスマートロビンと定期的にG1または後に重賞を勝利する馬を輩出している。

 1995年以降3歳馬の勝利は10勝。後にG1勝利が3頭、重賞勝ちが2頭。秋には6頭が菊花賞のゲートに入り、2頭がエリザベス女王杯のゲートに入っている。

 今年は、3歳馬カフジプリンスが5馬身差の圧勝を決めた。「【夏季特別企画】史上最強世代」シリーズでもすでに掲載しているが、その内容は圧巻の一言。この項では、主に「タイム」にスポットを当てて同馬の能力の高さを解き明かそうと思う。

 4コーナーでやや外に膨れながらも直線に入ると楽な手応えで抜け出し、前走で1000万下の北海ハンデキャップ2着のエアカーディナルや、1600万下で1番人気にもなった事のあるスズカヴァンガードを問題にしなかった。

 5馬身という着差も02年のファインモーションと同じものであり、その後の活躍を考えれば期待が膨らむのも当然だ。

 デビュー戦は阿寒湖特別で1.2秒突き放した4着のリアルキングと同じレース。そこで5番人気に押されるもリアルキングに2.5秒も離された12頭中の12着とシンガリ負け。ダートへ矛先を変えたが7戦走って2着2回と勝ち切れず、再度芝へ転向し3着と好走。初勝利は春のクラシックへ有力各馬が凌ぎを削る中、3/12の中京競馬場、芝2200m。10戦目の初勝利だった。

 初勝利後は大寒桜賞で後にダービーに出走するレッドエルディストに0.4秒差の4着に敗れたが、新緑賞で素質馬ラヴィエベールを破り、3ヶ月振りの阿寒湖特別でこの勝利。芝に戻ってから5戦3勝というのもさることながら、2200m以上のレースのみを使われている点も菊花賞の惑星に相応しい。

 勝ち時計は2:39.3。これはコースレコードである2:38.7(2015年札幌日経OPのペルーサ)と0.6秒差という非常に優秀なものであり、芝2600mとなった阿寒湖特別では初めて2:40.0の壁を破った。

 2000年以降、札幌芝2600m戦は109レース行われているが、2:40.0を切ったのは8回しかない。この馬よりタイムの良かった馬は以下の通りだ。

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