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2016.08.02 18:22
出世レース阿寒湖特別を「5馬身差圧勝」。菊花賞「最大の惑星候補」カフジプリンスの能力に迫る!
編集部
2:38.7 2015札幌日経OP ペルーサ
2:38.8 2012札幌日経OP ルルーシュ
2:39.1 2009みなみ北海道S クィーンスプマンテ
2:39.1 2006支笏湖特別 ミレニアムウイング
ペルーサは既にG1で連対した馬の復活勝利ではあったが、ルルーシュは秋にはアルゼンチン共和国杯を勝ち有馬記念にも駒を進め、クィーンスプマンテは秋にエリザベス女王杯で歴史的な逃げ切り勝ちを収めている。
阿寒湖特別の内容も、途中に13秒台のラップが刻まれておらず、なかなかタフなレースになった。淡々とした流れで好位を追走し、ラスト5Fも11.8-11.6-11.7-12.0-12.0=59.1でまとめており、ラップの目立った落ちが無いのが特徴だ。
菊花賞は後半が速くなり、ある程度持続的な脚が求められることが多いレースだ。過去良馬場で行われた5年のラスト5Fの平均は59.9。2000mを走り、それでいて最後の1000mで60秒を切ることが求められるのが最近の菊花賞。
そういう意味では今回のカフジプリンスの勝ち方は、菊花賞を勝つために十分な走りだったとも言える。
マカヒキは凱旋門賞へ、リオンディーズやスマートオーディンは天皇賞へ向かうために不在となる菊花賞。ダービー上位陣は確かに強力だが、夏の上がり馬があっと言わせるシーンを数多く演出してきた歴史もある。
今年はカフジプリンスがそのシーンを演出するかもしれない。そう思わせるに十分値する走りだった。秋が楽しみだ。
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