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パチンコ偉大な名機に「攻略法」で挑む!? 現役の「レジェンド」が“初めて”を奪った

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『CRAビッグシューター』でアタッカーが搭載された。しかも、しかもである。ラウンド振り分けも採用されたのだ。アタッカーが付けられたということは、ラウンド振り分けも当然の帰結なのだが……これを納得できるには少々歳を取りすぎてしまった。

 ただ、最新作となる2014年登場の『CRAビッグシューターゼロ』では、自力継続とラウンド完走の2種類を搭載することで見事な着地点を見出し、過去と現代を融合させた新しいゲーム性を表現したのはさすがである。

 さて、ジジイの説教くさい話が長くなってしまったが、私にとって『ビッグシューター』といえば初めて攻略法を試した機種として記憶されている。

「攻略法」といっても、「羽根の右から拾わせると継続率がアップする」という程度のもので、当時隆盛を誇っていた「それ」とは破壊力に圧倒的差がある。

 とはいえ、攻略雑誌などをほとんど見なかったどころか、自分が好んで打っていた台のメーカーもよくわからない今でいう情弱であった私が、たまたま立ち読みでページをめくっていた「必勝3文字」の中でビッグシューターの記事を見かけ、手順というかやり方も簡単だったため挑戦したのだ。

 結果的には、役物のクセがあまりよくなかったのか、成功を体感できるような如実な成果を感じるには至らず「まあなんとなく継続率がアップしているかな?」といった感想ではあったが、ヒラ中の“どヒラ”で打っていた私が初めて攻略めいたことをした際には、異様な興奮と緊張を覚えたものである。

 折しもパンチパーマにくわえ煙草で島に睨みを利かせているような店員が闊歩していた時代。店に不利益を被らせる「攻略法」などを使おうものなら、どんな末路をたどったものかと小心者の私は宮下草薙ばりに悲観し、怯えていたのだ。

 今では賛同されないことではあるが、諸々を含めたパチンコに確かに存在したこういった社会からの逸脱感、はっきりしたものがあるわけではないが、「なにかいけないことをしている」といった行為が若かった私には魅力の1つでもあったのである。

 もちろんそれと同じくらい、いやより魅力的なものとして吸い込まれた入賞球が、下段ステージに到着してVゾーンへまっすぐ進んでくるアプローチの美しさは何物にも比肩しない至福の瞬間なのである。

(文=大森 町男)

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