パチンコ”救世主”現る……あの時、僕を地獄の底から救ってくれた「〇パチ」紹介!!
文＝大森 町男
これがちょいパチとの邂逅の瞬間でした。機種は『ちょいパチスーパーわんわん39』。『CRスーパーわんわんパラダイスおかわりver』の兄弟機ですね。
「これがちょいパチか。話のネタにちょっと打ってみるか」
くらいのほんの軽い気持ちでこの台に座るとわずか数回転で大当り。さすがちょいパチ。これだけ当てることができなかったダメ人間にも優しいのです。ほんのちょっとだけ魂が救われた瞬間でした。
この機種のシステムは大当り後10回転の時短か40回転のSTかっていう、ちょいパチのくせにわりとやんちゃなスペックで、最初の当りこそ時短10回転であっという間にスルーしましたが、次の初当りも早い段階でゲットし、そこからST連やら数珠連やらで1000発くらいの出玉を獲得できました。たしかSTループ率が60％超え、時短も20％以上引き戻すような数値だったと思います。
そして、なんといってもやはり破格の大当り確率。これが引き起こす再三の初当り獲得ですね。「やっぱり当たるって楽しいな」と再確認できました。それに、時短やSTといったチート機能に頼らなくても、通常確率で引き当てる「純粋な大当り」は古いパチンカーにとって特別なものなのです。
結局この時も負けたことには変わりなかったんですが、当りやすさとか意外な瞬発力とか出来レース丸出しだけど妙に興奮する電サポ振り分け抽選とか、めちゃめちゃ面白くて。なんだかパチンコの原風景を体感したような感覚に捕らわれました。