甘デジ「スピード×上乗せ」で「未知の爽快感」を味わえる！特殊な大当り性能を実現!?

　誰にでもひとつやふたつ、あまり良くない意味で衝撃を受けたコンテンツがあるだろう。いわゆる「トラウマ映画」「鬱マンガ」などと呼ばれるそれである。その筆頭は「はだしのゲン」。小学生の時、図書館にマンガが置いてあることなどめったにないので「マンガ」を読みたいだけでページをめくると……。

　映画でいえば「エレファントマン」。あの顔と見世物小屋という存在が衝撃的であった。ルックスに限れば「グーニーズ」のスロースもなかなかのインパクトを与えられたものである。

　そんなトラウマコンテンツでよく知られるのが「デビルマン」だが、パチンコになると話は違う。『CRデビルマン覚醒』はテンポ良く展開するスピード感とパチスロの機能を意識した大当りシステム「AT（アタックタイム）」によってもたらされる爽快感が特徴となっているのである。

　アタックタイムとは9段階の出玉振り分けを搭載した大当りシステムで、アタックタイムの回数によって継続が管理されている「デビルコンボボーナス」によって出玉を獲得。AT回数は最低で20となっているが、消化中に上乗せされることもあり、最大で100まで継続する。要は、パチスロのAT（アシストタイム）のようなゲーム性である。

　9段階ある振り分け率はST30がもっとも高くなっているが、30以上は均等の割合となっているので、30を超えれば最大となる100への期待感がグンと上昇するアツいポイントとなっているのである。

　このATはモード中に展開するリーチ演出ともリンクしていて、デビルバトルリーチ中に敵に与えたHit数が初期AT数値となる。また、対戦する敵によってもAT数が変動し、ザンやシレーヌに勝てばAT70以上、レイコックならAT80以上、ゴッドだとAT90以上が確定する。

　このようのバトル演出がただの勝敗、大当りか否か以上の意味合いを持つので、ST中は一瞬の気も抜けないようなスリリングな展開を楽しむことができるのである。

　ちなみに、甘デジバージョンはタイプによってST回数が異なる。型式番号「N-VE1」ならST回数が55回、「N-VE」だと75回となっている。ただ、回数が長い＝継続率が高いではないので注意が必要。55回タイプのST継続率は約73.2％だが、75回タイプだと約64.6％と連チャン力が若干低くなっている。

　その分、55回タイプはヘソ賞球が1個戻しと投資スピードも早いので、STをじっくり味わえることも含め、じっくり楽しみたい層には75回タイプのほうが向いているといえるだろう。

　ともあれ、この『CRデビルマン覚醒』は、ポジティブなほうの原作の世界観が存分に反映され、特殊な大当り性能で連チャンや出玉を楽しめる「躁」パチンコなのである。

（文＝大森町男）

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