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パチンコ・パチスロ遊技者の喫煙率は「上昇」。相関性は引き続き高い!?

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 遊技業界のマーケティングリサーチを行うシーズリサーチは4月22日、パチンコ・パチスロプレイヤー調査2021「喫煙状況等の調査結果」(速報版)を公表した。

 同調査はシーズリサーチがエンタテインメント総合ビジネス研究所及びアミューズメントプレスジャパンと共同調査したもので、2021年2月下旬、過去1年以内の遊技経験者1,500人を対象にWEBアンケートで実施。調査エリアは2大都市圏を中心に政令指定都市を含む道府県、その他、地方を合わせた全国47都道府県とした。

 これによると、2021年の一般成人の喫煙率は19.2%と横ばいで推移する中、パチンコ・パチスロ遊技者の喫煙率は57.3%と2020年の55.1%から上昇。2020年4月に健康増進法の一部を改正する法律が成立したことで喫煙者を取り巻く環境は厳しくなったものの、遊技と喫煙率の相関性は引き続き非常に高いことが判明した。

 その種類については、紙巻(紙巻+加熱式・電子が同程度)が74.7%で最も多く、加熱式・電子(加熱式・電子+紙巻が同程度)は40.7%。一般成人に比べて加熱式や電子を好む割合は高く、前年と比較しても種類にさほど変化は見られなかった。

 喫煙と遊技の優先順位に関しては、非喫煙者の48.7%が喫煙環境を優先して遊ぶと回答。中でもパチンコ遊技者の方がその傾向が強い。また、喫煙者は70.8%が喫煙環境にこだわらないとした。

 このほか、喫煙者・非喫煙者共に遊技環境別の来店意向を質問したところ、最も来店意向が高かったのは「店内に喫煙専用室があり、フロアが禁煙」の店舗だった。

 ユーザーの喫煙率は「50%超」とも言われていたパチンコ業界。本件に関しホールは、様々な対応を見せている。ユーザーの反応は様々だが、喫煙に抵抗のあった人々が興味を持つ可能性などに期待する声も存在。「イメージを変えるチャンス」といった声もあった。

 いずれにせよ、この分煙は今後にも影響を与えることになりそうな気配。同社が指摘するように、両者にとって「快適な遊技環境」が求められているのは間違いなさそうだ。

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