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パチンコ新台入替の「警察検査」前に起こした「○○忘れ」に驚愕…「あわや営業停止」となる“超ミス”もご紹介

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 新台入替は、前日を店休日にしなくてはならない地域と、店休日なしで閉店後から翌日の開店前までに入替作業を行う地域があります。私の勤めていたホールは後者でした。

 小規模な台数であれば全く問題なく作業できますが、100台クラスの入替ともなると別です。入替専門の深夜勤務スタッフを用意し、次の日の開店に間に合うように夜通し作業を行うことも珍しくありません。

 このような場合、深夜帯の過酷な力仕事が要求されるので男性スタッフが入替専門スタッフとして選抜される傾向にありました。そのため、私が夜通しの入替作業を行う機会は非常に多かったです。

 そんな状況の中で、200台近い超大型の新台入替を担当したことがございました。純粋な新台は50台程度だったのですが、メイン機種の増台や店内移動が重なってしまったのです。

 深夜24時に出勤して、作業終了が開店1時間前の朝8時という過密スケジュール。のんびり作業していたら到底間に合わないという状況で、深夜勤務のスタッフは台の取り外し&取り付けを必死になって進めました。

 入替作業というのは、「台を取り付ければ終了」という単純なものではございません。約200台を取り付けた後は、それら全ての傾斜を調整しなくてはならないのです。

 傾斜の調整が終わったら、今度は「試し打ち」という作業を行います。これはアウト&セーフなどの台データが正常に計測されるかを確認するためです。また、傾斜の歪み等の原因で玉の動きが極端になっていないかをチェックするのが目的でもあります。

 試し打ちでデータに異常があった台に関しては、配線の付け忘れを確認。問題がなかった場合は傾斜の再調整を行います。そういったことを繰り返すことで、営業しても問題ない状態へと仕上げているのです。

 もちろん、この試し打ち中に大当りし、確変or時短状態となる台も一定数ございます。そのため、試し打ちが終わった際に入替台を全てラムクリアする必要があるのです。

 ちなみに、私がいたホールでは新台に該当するマシンを、新装初日の朝一から解放することができませんでした。営業中に警察官が来店して新台の設置状況を確認。そこで問題がなければ、当局の指定した時間に新台解放という流れとなります。

 したがって、新装初日の開店時には新台全てが電源オフの状態となってなければいけません。警察検査の前に新台解放を行ってしまえば、それだけで営業停止処分となり得るのです。

 だからこそ、私は入替専門スタッフの責任者として、作業終了後に全ての新台の電源をオフにしたのですが…。

 私はここで致命的な“ミス”をやらかしてしまったのです。

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