パチンコ甘い確率で「最大1800発」がループする超RUSH完備！ 歓喜と絶望が表裏一体の一撃必中マシン!!

　水島新司氏がこの世を去った。ご存知野球マンガの大家であり野球を心から愛していた野球人でもある。残念ながらパチンコ・パチスロ化されたタイアップ機は少ないが『ぱちんこCR野球狂の詩』は印象に残るマシンであった。

　大当り確率が1/49.9と破格なうえにトータル継続率が約90％オーバーとなる連チャンモード（ドリームモード）を搭載した魅惑のスペック。ドリームモードでは大当り中に展開する一球勝負の継続演出がアツかった。

　また、通常時演出時ではスーパーリーチに発展すれば3回に2回が大当りに繋がるメリハリの効いた演出も秀逸で、大当り確率の甘さによって倍増されるスーパーリーチの期待感は格別のものがあった。

　ジャンルの外側にもさまざまな影響を発揮するコンテンツに「死」はない。これからも水島新司作品は多くのファンのなかで生き続けるだろう。

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　こうしたコンテンツの力を同様のケースで認識できるのが『Pフィーバーゴルゴ13 Light ver.』である。さいとうたかを珠玉の名作はシリーズ最新作で継続されたのである。

　本機は『Pフィーバーゴルゴ13疾風ver.』のライトスペック。好評を博した3000発出玉のゲーム性を手軽に楽しめるのが特徴で、最大で10ラウンド約900発が2回セットで獲得できる。

　まず初当りでは50％の割合となるRUSH突入を目指す。図柄揃いから発生する「ゴルゴBONUS」ではラウンド中の狙撃演出、特殊経路となる「依頼承諾BONUS」だとゴルゴ13が依頼を受けるか否かによって「ビッグスナイプチャレンジ」の突入が決まる。

「ビッグスナイプチャレンジ」は成功すれば2回の大当りが約束される連チャンモードだが『疾風ver.』とは異なり出玉数が固定化されていない。大当りには10ラウンドと2ラウンドの振り分けがあり、2回セットのパターンとしては「10ラウンド・10ラウンド」「10ラウンド・2ラウンド」「2ラウンド2ラウンド」の3つの組み合わせが考えられる。

　また、チャレンジ失敗の場合も10ラウンドか2ラウンドの振り分けが存在。つまり、RUSH時の最大獲得出玉は約1800発、最小は約180発と10倍の差が生じる強烈なスペックとなっている。

　これにより「ビッグスナイプチャレンジ」は最高にひりつくこと請け合い。まさにスナイパーの緊張感やスリルを体感できる演出となっているのである。1800発の歓喜と180発の絶望の間をたゆたう感覚は唯一無二。

　それでもトータルでみれば大当りの7割近くが10ラウンド以上の出玉を獲得できる一撃性を誇り、突入すれば大当りとビッグスナイプチャレンジが約束される遊タイムも搭載されるなどアツい出玉性能となっているのである。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。