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【ヴィクトリアマイル(G1)展望】武豊×キャロットFがナミュールで「17度目の正直」狙う! J.モレイラ×マスクトディーヴァとの一騎打ちか

ナミュール 撮影:Ruriko.I
ナミュール 撮影:Ruriko.I

ナミュール×武豊騎手VSマスクトディーヴァ×J.モレイラ騎手

 12日、東京の5週連続G1開催第2弾となるヴィクトリアマイル(G1)が行われる。

 15頭が登録した今年の古馬牝馬女王決定戦。2頭いるG1ウイナーの1頭がナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 スターズオンアース世代の5歳牝馬は、阪神ジュベナイルF(G1)で1番人気(4着)に推されるなど早くから注目される存在だった。しかし、オークス(G1)3着、秋華賞(G1)2着などG1では惜しいレースが続く。古馬となった昨春も不運が重なり結果を残すことができず、ようやくその才能を開花させたのが昨秋だった。

 J.モレイラ騎手との初コンビで富士S(G2)を制して重賞2勝目をマーク。すると、続くマイルCS(G1)はレース当日に急遽の乗り替わりとなった藤岡康太さんを背に見事な差し切り勝ち。8度目のG1挑戦でついに戴冠を果たした。

 その後は海外に遠征して香港マイル(G1)3着、ドバイターフ(G1)2着と上位争いを演じている。特に前走はフランスの伏兵ファクトゥールシュヴァルに足をすくわれる格好で敗れたが、短アタマ差の接戦。牝馬限定戦となる今回は必勝態勢で迎えることになりそうだ。

 鞍上には新コンビとなる武豊騎手を迎えた。武騎手とナミュールを所有するキャロットファームといえば、リスグラシューやハットトリックなどでこれまで重賞を9勝しているが、実はG1では16戦して「0-4-1-11」と勝利がない。17度目の挑戦で初勝利を挙げられるか。

マスクトディーヴァ 撮影:Ruriko.I
マスクトディーヴァ 撮影:Ruriko.I

 ナミュールに続くのは前哨戦の阪神牝馬S(G2)で上位を占めた3頭だ。

 同レース1着のマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎)は、デビュー4戦目で昨秋のローズS(G2)をレコード勝ち。続く秋華賞ではリバティアイランドの2着と力走した。

 今年は今回と同舞台の東京新聞杯(G3)から始動。昨秋の走りが高く評価され圧倒的1番人気に推されたが、大きく出遅れて6着に敗れている。ただ序盤の大きなロスを挽回するために脚を使ったにもかかわらず、上がり3ハロン2位タイの末脚を発揮しており、負けて強しの内容。4月の阪神牝馬Sでの巻き返しを誓った。

 同レースでは岩田望来騎手からJ.モレイラ騎手に乗り替わり、再び1番人気の支持を受けた。スタートを無難に決めて道中は4番手の好位を確保すると、直線で鋭く脚を伸ばして勝利。最後は2着馬に詰め寄られて半馬身差だったが、着差以上の好内容だった。また、好位から競馬ができた点は今回にもつながってきそうだ。引き続きモレイラ騎手とのコンビで初のG1タイトル奪取を狙う。

ウンブライル 撮影:Ruriko.I
ウンブライル 撮影:Ruriko.I

 阪神牝馬Sでマスクトディーヴァの2着だったのがウンブライル(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)だ。

 同レースでは中団後方の7番手を追走。直線で外に出されると、マスクトディーヴァに並びかける勢いで伸びたが、捕まえることができなかった。今回の舞台は昨年2着したNHKマイルCと同じ東京のマイルコース。前走で初コンビを組んだ川田将雅騎手を背に重賞初勝利をG1の大舞台で挙げられるか。

モリアーナ 撮影:Ruriko.I
モリアーナ 撮影:Ruriko.I

 阪神牝馬Sで3着に食い込んだのがモリアーナ(牝4歳、美浦・武藤善則厩舎)だ。

 重賞勝利は昨秋の紫苑S(G2)のみだが、距離や相手問わず常に上位争いに顔を出す堅実さが売りだ。

 前走の阪神牝馬Sは後方で脚を溜めると、上がり最速タイの末脚を繰り出して3着に好走。今回も自慢の末脚を生かす競馬に徹するとみられるが、鞍上を務める横山典弘騎手はどのタイミングでゴーサインを送るか。

スタニングローズ 撮影:Ruriko.I
スタニングローズ 撮影:Ruriko.I

 もう1頭のG1馬にも触れないわけにはいかないだろう。2年前の秋華賞で僚馬ナミュールを競り落としたスタニングローズ(牝5歳、栗東・高野友和)だ。

 秋華賞後は4走しているが、昨年の中山記念(G2)の5着が最高着順とやや苦しんでいる印象。ただ長期休み明けの前走・大阪杯(G1)は逃げの手を打って0秒5差の8着と見せ場は作った。

 2走前の昨年当レースは、出遅れると後方からの競馬を強いられて12着に惨敗している。今年は好スタートを決めて、持ち前の先行力を生かす展開に持ち込みたいところだろう。


 昨年末のターコイズS(G3)で1番人気に応えて重賞初制覇を飾ったフィアスプライド(牝6歳、美浦・国枝栄厩舎)も侮れない存在だ。

 前走の中山牝馬Sでも1番人気に推されたが、向正面で捲っていく積極策も実らず9着に敗れた。5日にケガから戦列復帰を果たしたばかりのC.ルメール騎手を背に2015年ストレイトガール以来の6歳馬による優勝を狙う。

ハーパー 撮影:Ruriko.I
ハーパー 撮影:Ruriko.I

 この他には近2走は有馬記念(G1)9着、大阪杯13着と惨敗も牝馬限定戦なら力は上位のハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)、前走の中山牝馬Sを含めて逃げた時は3戦3勝と結果を出しているコンクシェル(牝5歳、栗東・清水久詞厩舎)、阪神牝馬Sはスタートが決まらず5着に敗れたが、勝ち馬とは0秒4差だったドゥアイズ(牝4歳、栗東・庄野靖志厩舎)など、勝ち負けを演じてもおかしくない実力の持ち主もスタンバイしている。

 武騎手と新コンビを結成したナミュールが2つ目のG1タイトルを獲得するのか、それとも好調モレイラ騎手にみちびかれてマスクトディーヴァが戴冠を果たすのか。注目のヴィクトリアマイルは12日15時40分に発走を迎える。

GJ 編集部

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