パチスロ台を自宅に置いたら、とんでもない事態に？近隣トラブルにもなりかねない「家スロ」の注意点

　このコロナ禍でパチンコ屋に行く回数が減ってしまい、なんなら「もう行くこと自体をやめた」という方も中にはいるかと思いますが、それでも”パチンコ・スロットを打ちたい……”という強い欲求はなかなか抑えられません。

　“中毒性がある”というとイメージは悪いですが、今まで好きだったものが突然なくなればそうなるのも仕方なく、たとえば、ディズニーが好きな人に「明日からディズニーランドは閉園します」なんて言ったらショックで夜も眠れないでしょう。

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　少し話が逸れましたが、そうしたパチンコ・スロットへの欲求を満たすため、最近は実機を購入して「自宅で楽しむ」という方が増えてきたそうです。

　実際、緊急自粛宣言の実施などで巣ごもり需要が高まると、中古実機を扱う販売業者には注文が殺到。HP上には「売り切れ」「注文殺到で発送までに時間がかかります」などの記載ばかりで、筆者自身も某スロット台が欲しかったのですが、急激な需要の高まりで機種も高騰してしまい、購入を断念しました。

　そんなじわじわと盛り上がりを見せている「家パチ・家スロ」ブームですが、今後は5号機撤去も相まって、さらなるムーブを呼びそうな予感です。そこで今回は「これから実機を購入したい！」という初心者に向けた、「家パチ・スロで注意すべきポイント」をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

「想像以上にうるさいリール音……それは各メーカーによって千差万別？」

　まずはじめに、筆者はこれまで10台以上の実機を購入してきました。その中でも、山佐さんの機種は非常にうるさく、具体的には高音と低音が混ざったようなモーター音が部屋中に響き渡ります。これを防ぐための騒音対策はさまざまあるようですが、筆者の実力ではどうにもなりませんでした。

　ただ、山佐さんの筐体は年々進化を遂げているので、現在はもしかしたら静かになっているかも？そのような情報はネットの口コミなどで分かるので、購入する際は前もって調べておいた方がいいですね。

　逆に、リール音が静かだと感じたメーカーは、ユニバーサルさんの機種。同社も多種多様な筐体を開発しているため、一概には言えませんが、少なくとも現行5号機『SLOTギルティクラウン』で採用されている「マスカレード筺体」や、『GOD』シリーズでお馴染みの『ミニリール筐体（正式名称不明）』は非常に静かな印象です。ただし、後者に関しては、筐体がブルブルっと震える“筐体振動”演出が発生するとそれなりにうるさいですね。なので、『GOD』系筐体の機種で遊ぶ場合は、あらかじめ筐体の下にマットを敷くなどして対策しておいた方がよいでしょう。

「まさに工事音!? 近隣トラブルにもなりかねない逆回転フリーズ演出」

　5号機以降、リール演出は凄まじい進化を遂げ、BGMに連動してリールが回転したり、激アツフラグをお知らせする「逆回転フリーズ」など、多彩な演出が生み出されました。しかし、それらが「家」で起きると地獄の始まりなのです。

　特に後者は、工事音とモーター音が混ざった「ぎぃ～!!ぶ～!!」というような爆音が長時間で発生。しかも、これほどの爆音だと対策のしようがないため、先述したリール音とは比較にならないぐらい大迷惑になります。

　ちなみに、某大ヒットシリーズ機を配信している方は、「フリーズなんてそう簡単に引かないだろ！」とたかをくくって回していると、まさかの逆回転フリーズが発生。大慌てで電源を落として難を逃れていましたが、これがキッカケで苦情がきてしまったとか。冗談抜きで近隣トラブルにもなりかねないので、万全の準備を整えてから購入することをオススメします。

（文＝華光パチ助）
<著者プロフィール>
「光り」に心を奪われた快楽主義のフリーライター。当初はジャグラー派だったものの、『沖ドキ！』の登場によってハイビスカスにドハマり。今では『ハナハナ』シリーズ含む完全告知台全般を好んでよく打っている。最新パチンコ機種の新台情報、5号機の昔話や実戦記事などをメインに執筆中。