【パチンコ店視察】新装「グランドオープン」が止まらない!? いまアツい神奈川の新規店舗を調査！

　前回の続きで、ゴールデンウイーク前のグランドオープンをリポートします。今回は小田急線相模大野駅前のホール（P店）です。

P店の外では様々な販促展開も

　P店は同駅から歩いて3分ほどにあります。その周辺には、競合しているホールが2店舗ありました。オープン当日、同駅のデッキでそれぞれのホールが宣伝合戦をしていました。その中の1店舗ですが、店舗の販促に【相模大野の歴史は●●●（屋号）と共にあり!!】と書かれていました。

　オープンまでは時間がありましたので、P店の前で待機。オープン時間は11時でしたが、私たちが入場できたのはその30分後でした……。

　入場までの間、P店では店外で様々な販促展開を行っていました、1つは小さい車を使ってオープン広告を宣伝するというもの。駅周辺を４台連なって周回していました。もう1つは、ホール関係者（？）がパチンコキャラクターのコスプレをし、キャリーバックなどで宣伝をしながら徒歩で周回していました。

　ようやく入店することができ、店内をくまなく視察。こちらの建物は26年前にオープンした時にできたモノです。実は静岡に拠点を置く前法人様が、2022年1月まで営業しており、その後今回のP店が島を新しく立て直したようです。

　パチンコもスロットもほとんどが曲線島を採用しており、パチンコは4円で一部箱積みを採用して他は各台計数機を導入。その一方でスロットは、島のほとんどが箱積みを採用していました。

感染症対策に配慮した店づくり、業界初のLED設備

　このP店では、コロナ禍になってからのオープンらしいことを取り入れていました。それは、入口すぐに“手洗い場”があることです。【安心・安全　新常識】と書かれた販促の目の前に設置しています。これはエリア初と示していました。

　実は昨日の海老名で、ツイッターのフォロワーさんである業界関係者の方と初めて会うことになりました。そのフォロワーさんは広告販促制作会社に勤めており、私に対して「相模大野の店内LEDがスゴイのでぜひ見てほしい」とおっしゃっていました。どうやら、その方の会社が担当されたものでした。

　そのLEDはパチンココーナーの中央通路に設置されており、これは業界初のLEDだそう。LEDのピッチの細かさがかなり鮮明で、実写などがさらに鮮明に映し出していました。打っているユーザーさんにはわかりにくいかもしれませんが、その業者さんが教えてくれたことでじっくりと確認できました。

　2日間を通じて、どちらかの方が印象に残ったかと言えば今回の相模大野P店。前記した通りですが、居抜きでも島構成や内外装を一新したためです。オープンスタート時は4円パチンコの一部で空台が見られましたが、それ以外は1円パチンコでもほぼ満台でした。これは、宣伝活動をオープン直前までやっていた結果かもしれません。

　グランドオープンが落ち着いてからが勝負であり、各ホールの営業力が本格的に試されることになります。しばらくすると、次は神奈川県の県央地域から「国道16号線沿い」に話題が移るはず。この2店舗の稼動状況と並行して、16号線沿いホール状況も確認していきます。

（文＝四本コーヒー店．）
＜筆者プロフィール＞
　パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は（よんほん）ではなく（よつもと）である。

【注目記事】
■パチスロ「継続率MAX99%」で4桁乗せが当たり前!? ヒットメーカーの看板タイトルを振り返る!! 
■パチンコ「GW中にプラス収支」も余裕？ 甘デジでキレのある立ち回りが炸裂!! 
■パチンコは「2段階RUSH」搭載機が好調！ パチスロは「2ルート」で大量出玉が狙えるAT機が人気!!