甘デジ「強力な連チャン性」で役物がアマくなる！ 打ち手に刺激と慈悲を与える激熱マシン!!

誰もが知る崇高なる存在

　お釈迦さま。悟りを開いた仏教の開祖として知らない者はいない人物であるが、生まれてすぐに天と地を指差し「天上天下唯我独尊」と発したなどという大仰なエピソードばかりが先行し、実像をよくわかっていない人も多いのではないだろうか。かくいう私もそのひとり。

　釈迦とは「釈迦牟尼」の略称なのだが、名前を表しているのではなく、シャーキ（釈迦）という種族の名称になる。「牟尼」は聖者の意味。つまり、「その種族の尊い人物」のようなニュアンスである。

　本名であるゴータマ・シッダールタ。のちにゴータマ・ブッダとなるが、ブッダ＝仏陀は「覚者（サンスクリット語で目覚めるの意味）」、要するに「真理を悟った人」を表現する言葉になる。はい、もうめんどくさい。ざっくりとしたことしか知らないわけである。

パチンコ界を賑わす「シャカ」が先日デビュー

　しかし、パチンコのお釈迦さまはシンプルに面白さを提供してくれる。『P真シャカRUSH Jr. 117』は、マルホンの人気シリーズ『シャカRUSH』の最新作で、ライトミドルのゲーム性をそのままにさらに遊びやすくなったマシンになる。

　トータルの継続率が83％オーバーとなる強力な連チャン性を持つRUSHが本機の醍醐味。奇数図柄が停止すれば大当り＆RUSH継続となるが、偶数図柄がテンパイすると連チャン終了のピンチとなる。

　内部的な仕様としては「小当り変動1回まで電サポが継続」となっているが、要は次回ループタイプと同様で、小当り当選時の振り分けによってRUSHの継続可否が決定する。

　ただ、いわゆる通常大当りに相当する「RUSH終了（時短なし）」フラグではなく、「天昇チャレンジ」という役物抽選機会に移行するところが本機の特徴である。ここで役物大当りを射止めれば再びRUSHに復帰となる。

　昇天チャレンジは制限時間以内に『ファインプレー』に似たドラム役物でV入賞を目指すもので、何度でもチャレンジできる激アツのモード。ストッパーの効きが甘くなる「慈悲」の時間がラスト3秒に用意されているので、最後まで期待感が持続するようになっている。

　このRUSHへは、初当り50％で振り分けられている直撃突入か、「煩悩ゾーン」と呼ばれる時短1回＋保留4個で展開される突破チャレンジに成功するかがメインのルート。ただ、本機には2つのネオ時短が搭載されているので、そのチャンスは多い。

　そのネオ時短だが、ひとつめは突発時短。いわゆるC時短と呼ばれるもので通常時に1/1875の確率でいきなり「煩悩ゾーン」に移行するのである。そしてもうひとつはおなじみになった遊タイム。通常確率で300回転消化すると次回図柄揃いor小当り変動1回まで電サポが発動。つまり、いきなりRUSHに突入する超激アツの救済機能となっている。

　ただ、RUSH時に初回で天昇チャレンジを引き役物抽選に失敗、その後の煩悩ゾーンでも引き戻せなかった場合は出玉を獲得できずにRUSHが終了してしまうパターンもあるので、そこは理解しておこう。

　ちなみに、本機には2種類のスペックタイプがあり、『A2』のほうは遊タイムが搭載されていないので注意が必要。打つ際にはしっかり確認しよう。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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