パチスロ「高設定」を確信で快勝も…やはり適度な“間”が必要？【濱マモルののほほんコラムVol.194～間の大切さ～】

濱マモルののほほんコラム～間の大切さ～

　WBCの興奮冷めやらぬ中、日本のプロ野球やメジャーリーグが開幕した。

　今シーズンより、メジャーリーグではピッチクロックが採用された。このピッチクロックとは投球間の時間を制限するもので、ピッチャーはボールを受け取ってからランナーがいなければ15秒、ランナーがいる場合は20秒以内に投球動作に入らなければならず、違反するとワンボールが加算される。

　一方、バッターはピッチクロックの残り8秒時点までに備えなければならず、違反するとワンストライクを取られる。このルールの導入は時間短縮を目的としており、実際、試合時間は平均して30分ほど縮まっているそうだ。お昼のワイドショーでやっていた。

　たしかに、野球はサッカーやラグビーなどと違って時間の制限がなく、3時間を超える試合が多い。アメリカの4大スポーツのうち、バスケットボール・アメリカンフットボール・アイスホッケーの試合時間は2時間30分程度。スピーディーに試合を展開させることで、長時間の試合に飽きたファンが離れることを防ぐ狙いがあるのかもしれない。

　かつて、名将・野村克也監督は「野球は“間”のスポーツだ」との見解を述べた。ピッチャーが1球投げるごとの“間”。これこそが野球の醍醐味だと語っており、その“間”を如何に有効活用できるかが、勝負のカギを握ることになる…のだそうだ。

　ピッチクロックの導入により、サクサクと試合が進むのも悪くはないが、少年時代に掛布雅之選手や八重樫幸雄選手のルーティンを真似した野球好きとしては、わび・さびが消えてしまうように感じるのも事実。これにより、リズムが狂ってしまう選手も出てくるのではなかろうか。

　ところで先日、久しぶりに朝イチからホールへ出撃し、狙い台のひとつだった『キングハナハナ-30』に着席した。序盤こそ悪くなかったものの、徐々に失速。午後3時頃には見切りをつけた。

高設定と確信できる台を発見！ やはり必要なのは…

　その後、新台の『P銭形平次3 お静99』を打つもイマイチ。店内をフラフラしていたところ、午後6時頃に超優秀履歴の『ハナハナホウオウ～天翔～-30』を発見した。

　5,700Gほどの消化でビッグ29回、REG15回。合算出現率は設定6のそれを優に超えており、REG出現率も悪くない。出玉も3,000枚近く吐き出したようだし、明らかに高設定の予感がした。

　ここまでの負債は2万円ちょい。「これで負債を全額回収しよう」。そう意気込むと同時にぶん回したわけだが、なかなかどうして、思うようにハナがチカらなかった。

　元来、アタシはボーナス終了後から87ゲームを過ぎると席を立つスタイルだ。5号機『ツインドラゴンハナハナ-30』以降、サウンド変化の連チャンゲーム数が100Gに変更されたが、個人的なゾーンはあくまで87G。このゾーンを抜けた際は一旦、台を休めると共に、ひと呼吸置いて仕切り直そうとの目論見なわけだ。

　奇遇にも、台横のテレビでは横浜DeNAベイスターズVS読売ジャイアンツの試合が流れていた。各選手のルーティンを見たことで、1Gでも多く回そうとの卑しい気持ちが上回ってカットしていた我がルーティンを再開。その結果、これを機に今までの展開がウソかのようにハナ連が発生した。

　終わってみればビッグ12回、REG12回を引き当ててトータル収支で8,000円のプラス。メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は4月5日、投打でピッチクロック違反を取られた中で今シーズン初勝利をあげ、打っても2打数1安打1打点と活躍したが、アタシのような凡人には、やはり適度な“間”が必要なようです。