変わらずパチスロは大好きだが…「接し方に変化」が?【濱マモルののほほんコラムVol.204~寄り道~】

濱マモルののほほんコラムVol.204~寄り道~

 小学生の娘は毎日、友人と寄り道しながら下校している。

 嫁さんがダウンロードしているスマートフォンの見守りシステムをチェックすると、公園で長いこと滞在しているケースもしばしば。聞くと、花を摘んだり、草でなにかを編んだりしているという。女の子って感じでほほえましい。

 稀に、通学路に立つボランティアの方々よりも遅い帰宅もあり、そんな時は少しばかり心配になるが、思えばアタシも、ガキの頃は寄り道ばかりしていた。

 友人と通学路を外れて遊び回ったもので、その習性は大人になってもしばらくは変わらず、仕事後に真っ直ぐ帰宅することなどはほぼ皆無。週末だろうが平日だろうが、朝まで出歩いていた。

 リズム&演歌を自称するバンド・怒髪天に「よりみち」という曲があり、その内容はなにかいいことがありそうだから、寄り道ばっかりしちゃうんだな…てなものなのだが、当時は、まさしくそんな塩梅。とにかく楽しいことを取りこぼしたくなく、寝ることさえも嫌だった。

 だが悲しいかな、人間とは年を取るもので、今では夜になると睡魔が到来。徹夜などは到底、不可能であり、飲んで寝落ちすることも珍しくない。昨夜もそうだった。

 それと共に、あらゆる欲が枯れてきているのも事実。パチンコ屋さんに行った際の立ち回りにも、顕著に変化が表れている。

変わらずパチスロは楽しいし、大好きだが…

 かつては、貪欲に勝利を目指したものだった。何時から入店しようが、遅くまで滞在。負けている時などは、少しでも負債を減らそうと店内を徘徊し続けていた。

 対して、今はどうだろう。たとえば1万円を投資して600枚を獲得。少しのプラスで十分満足してしまうし、負けが込んでも早々に諦めてしまう。高設定確定パターンを確認できれば多少は粘るが、それでも閉店まで打ち続けることは少ない。

 決して、お金に余裕があるからではない。なんなら家庭を持ったことで自由に使えるお金は当時よりもガクンと減ったのにもかかわらず、この欲の無さなのである。

 言っておくが、変わらずパチスロは楽しいし、大好きだ。知らず知らずに接し方が「ギャンブル」から「遊技」へとチェンジしたのか否かは分からないが、そう考えると、おじいちゃんおばあちゃんが1パチや5スロを楽しそうに打っているのも頷ける。

 今度は朝から5スロを打ってみようか。ふとそう思ったのは、連日の敗北で金欠だからではない。

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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