【サミー新台『エウレカ』発表記念】第3のボーナスを引っ提げ「A+ARTパチスロの礎」を築き上げた傑作マシンを実戦!!

公式HPより

「波、再ビ」…初代のDNAを進化・継承

 秋のリリースが決定したサミーの6.5号機『パチスロ交響詩篇エウレカセブンHI-EVOLUTION ZERO TYPE-ART』。いわずと知れたサミーの看板シリーズだけに楽しみですね。

 そこで今回のレトロパチスロは50000台以上を導入し大ヒットとなった5号機初代『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』(2009年)でA+ART機の真髄を見極めてきました。

 いや~ エウレカセブン本当に面白いマシンです。素晴らしい完成度、完璧なマシンですね。4号機から5号機に移り変わり低迷していたパチスロ界に大きな希望を照らした歴史的な1台だといえるでしょう。

 人気アニメ『交響詩篇エウレカセブン』とのタイアップである本機は純粋なボーナスゲームである2種(赤7、白7)のBIGとREGに加え、第3のボーナスと称するART『コーラリアンモード』で構成。

 コーラリアンモード(1Gの純増は約1.5枚)にG数上乗せはなく1セット50Gのストックにより継続する仕様ですが、このARTとボーナスの絡み具合が実に絶妙でした。ボーナス合算は(設定1~6):1/252.1~ 1/212.8で出玉率は(同):96.5%~112.6%です。

 4号機時代に激しい爆裂AT機に熱くなっていた私も、5号機になってからはパチスロを打つ機会がめっきりと減っていましたが…エウレカあたりから、ポツポツと増えて行った感じでしたね。

出玉バランスは5号機屈指「芸術レベル」

 小役重複の楽しさもこの台のおかげで知ることが出来ました。それこそ強チェリーやスイカ揃いの度にドキドキ。それに絡むステージ移行や演出がまたベストマッチしていました。

 ART突入はBIGボーナスを経由するパターンがメインで予告音発生時に白7を狙い揃えばART確定。通常にも比較的ART突入のチャンスがあり、ボーナス経由のみのART機と比べ、大きなアドバンテージになったのではないかと思われます。

 ARTを目押し要らずの押し順ナビにした点も高評価ですし、更には外せないのが『神曲』だらけのサウンド面ではないでしょうか。ボーナス中はもちろんのことART中も気分は爽快。ノリノリでプレイヤーの気分を盛り上げてくれました。

 本機にいわゆる上乗せ特化ゾーンというものは搭載されておりませんが、それを補って余りある絶妙な出玉バランスは5号機屈指でそれは正に芸術レベル。とにかくゴチャゴチャしてないのが良かった。

 個人的にこの初代エウレカとタメを張れるマシンは翌年2010年にロデオからリリースされた『新鬼武者』だけだと今でも思っているのですが、エウレカが秋頃にリリースされたのに対し新鬼武者はその翌春にリリース。

 その新鬼武者にどっぷりとハマった私はそれ以降エウレカをプレイすることがほとんどなくなってしまったというオチが。今回は10数年ぶりのプレイですが、本当に色褪せない面白さですね。

 ある意味エウレカらしくないサミーならではのプレミアまで拝めて嬉しいのやら嬉しくないのやら。手堅い設定6でしっかり楽しませていただきましたが、最新版エウレカが初代を超えることは可能なのでしょうか。

『パチスロ交響詩篇エウレカセブンHI-EVOLUTION ZERO TYPE-ART』にも乞うご期待です。

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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